リードアラウド指導を始めて〜指導者ワークショップ参加者からのおたより

現在も指導者向けリードアラウド・ワークショップで研鑽を続け、ときどき学校や書店でリードアラウドの指導をしているMさんからのおたよりから抜粋:

私の初めてのリードアラウド体験はBOOK HOUSEでの
Five Little Monkeys Sitting in a Tree
でした。
Five Little Monkeys Sitting in a Tree  [With CD]
まだ何も知らなくて、しかも自分がいずれこの場に立って
指導するなど、夢にも考えていなかった。

子どもに混じって大人1人参加の私にも読む順番が回ってきて、
ドキドキしたり、結構楽しかったことを思い出しました。
その時の体験は衝撃的とも言えるもの。
こんなに楽しい指導法があるなんて、と。

ワークショップではあーでもないこーでもないを皆で言い合い、指摘し合うのが良い刺激になります。

しかし、実際に現場?に立った時いちばん役に立つのは、過去に見た
大島先生のリードアラウド風景なのです。子どもたちの心をグワシと
掴んで進めてゆくやり方、大いに参考になります。
まだまだ修行の日々が続きます。

次回は(ブックハウス神保町でのリーダーズシアターの)あの場にいる全員に目を向け、巻き込んで、みんなで楽しめるようにしたい!

「ice-breaker」またはシアターゲームについて

6,7歳位までだろうか、子どもの「不可解な」、人前でのフリーズ。

いつもは活発なのに、あるとき他人に頑に口を閉ざす。
集団行動を拒否する、などなど。

親としてその場にいあわせると、相手に済まないとか、クラスなら授業を止めてしまっている罪悪感などと同時に、「いつもはこうではないのに、なんでなんだ!」と疑問や混乱があって、しまいに腹立たしくなってくるものだ。

こんな場面は、リードアラウドでも珍しくない。

これまで無意識だが、指導者として取っていた行動は、そのフリーズした子どもを深追いしないようにする。

無視、とは違うのだが、少しの間、ほうっておいてあげるのだ。
みんなの注目を集めるような、その子どもだけに向って「どうしたの」「ああしよう、こうしよう」などは、よけいに子どもを凍らせる。

じわじわ全体の輪に取り込むのがいい。

これは経験や勘でやってきたことだが、多民族国家アメリカはさすがだ。
システムとしてだれでもすぐに使える、フリーズを溶かす「ice-breaker」と呼ばれたりする手法を発達させた。

それが、以前にこのブログでも取り上げたimprovisation、またの名をtheater gamesのなかにある方法だ。

長い休み明けのあと、クラスメイトより1回遅れて参加の子どもが、固まっていた。

そこで急遽、予定していた授業の順序を入れ替えて、シアターゲームのひとつ「color ballゲーム」を始めた。
特にこの日は、ただの「見えないball」の投げ合いからスタート。

見えないボールを、アイコンタクトした相手に投げる。
相手は「thank you」と受け、今度は自分が同様に誰かに投げる。

それだけだが、他者とのアイコンタクトとgivingとreceivingだけでもコミュニケーションが始まり、凍った壁が溶け始める。

それから、その日のリードアラウドのトピックスであるcolorsとemothionsの結びつきを体得する、color ballゲームに移行。

当初は照れ隠しで、わざとぶっきらぼう。
だが、みるみる「氷」が溶けていくのが分かった。
「happy-pink」やら「busy-bees」など、周囲につられて感情を解放した言い回しになってきたのであった…。

ふうっ。

このシアターゲーム、知っていれば道具もいらず、すぐに出来るし、応用も利く。

長年の経験で自然に「ice-break」が出来る指導者も、経験が浅くフリーズした生徒をみると自分までフリーズする指導者も、シアターゲームなら効率的に簡単に生徒を「解凍」できる。

11月22日(新日程!)に予定されている「英語指導者のためのシアターゲーム・ワークショップ」では、これらのいくつかを、指導者自身の「解凍」とともに、生徒の「解凍法」として実際にやってみよう。
My Many Colored Days

英語指導者のためのシアターゲーム・ワークショップ

Reading Fluencyアセスメント結果の読み方〜キッズブックス英語スクール

2010年から、少し実験的な私塾「キッズブックス英語スクール」を主宰している。
Reading Fluencyを英語絵本で育てる。
絵本のリードアラウドやリーダーズシアターを通して、読み、内容理解、そして将来的には会話もfluentな英語を目指すスクールとして、いろいろなチャレンジをしてきた。

そのひとつとして、北米の小学校でも使われている「Reading Fluency Assessment」というreading力の評価を、1年に2回実施している。
そして、評価の結果をみて、生徒に丁度いい負荷を調整し、さらに伸ばす指導を進める。
幸いなことに、ここまでどの生徒も右肩上がりで伸びている。
「小中学生クラス」では、ネイティブの2、3年生レベルに達している。

そこにひとつ、新たなチャレンジが……。
普通の小学校に通う1年生(当スクール小学生クラス)が、ネイティブの1年生レベルを軽くクリアするアセスメントの結果を出したのだ。
この生徒は、インターナショナル幼稚園卒。
恐らく幼稚園でphonicsを学んだのだろう。
読み下しで100%のスコアを出した。
ただ、内容理解(読解)は、悪くはないが半分程度だった。
ここにphonicsの特徴が現れている(これに関しては別のときに言及する)。

それでも何しろ、1年生レベルは卒業の実力。
readingに関してはネイティブとほぼ同等の「スーパー1年生」だ。
この先、読み下す力を上げつつ、リードアラウドの本領を発揮させ、読解力を伸ばす指導がどこまでできるかが、指導者としてのチャレンジだ。
さてさて、半年後のアセスメントで、どうでるか。
目標は、実学年=ネイティブ学年キープ!

北米では9月に進級。
生徒たちのレベルも春までに進級させたいものだ。

Our girls present『That Is Not a Good Idea』〜キッズブックス英語スクール

今秋はリーダーズシアターにぴったりなMo Willemsのこの本を、各所でとりあげた。
That Is Not a Good Idea!

Fox, goose, goslingsに分かれて読み合ってみたい。
最後にひねりがあって、小学生中学年以上にも(もちろん大人にも)笑える。

登場者たちは曲者。
けれん味を出さないと「あれっ?」とオチなしで終わってしまうのでご注意を。

ここに「お手本」(まだまだ指導したい部分は残っているが)ビデオ。

英語で仕事をすることになったら…〜Six Apartブログから

英語で仕事をするようになった人が、英語の4技能

リーディング (Reading、読解)
ヒアリング (Hearing、聞き取り)
ライティング (Writing、記述)
スピーキング (Speaking、口述)
のうち、何がいちばん最初に必要かを、経験に基づいて書いているブログ、参考になりそうなので、ここに紹介する。

いちおう、その「正解」を写しておく。

ー「まず最初に、大量の英語を読むこと」

そして

「ボキャブラリーを増やして、聞き取れるようにすること」

をおすすめします。ー

とのことだ。
わたしも同感。