英語grammarでコツコツ土台作り〜キッズブックス英語スクール

スクールの小学生アドバンスクラス で、リードアラウドと並行して、Grammarの英語圏G3レベルを指導している。

前回はCapitalizationの章。そこで気づいたことがある。

わたしの記憶では、日本の中学高校ではあまり重要とされてなかったようで印象が薄いトピックなのだが、英語圏では、これ、G1から、学年が上がるごとに徐々に詳しくしながら、高校まで繰り返しコツコツといった感じでとりあげている。

英語圏のこうしたgrammarでのきちんとした指導のおかげだろう。さすがに、本や映画などのタイトルや、標語、広告、印刷物の見出しの書き方などで、大文字と小文字の使い方がきっちり正しく統一されているし、大学まで行った大人には「常識」になっている。

翻って日本で、近頃さかんに目にする公の英語での広告や表記など、ヘンなことが珍しくない。それだけでなく、英語圏の「文法」にそって正確に書いたものを、(英語が専門でない)編集や校正で直されることもある。

少なくともCapitalizationに関して、日本の英語での「普通」が、英語圏の普通になっていない気がする。

 

英語圏のワークブックでの丁寧な取り上げようから推測すると、基礎的で日本では軽んじられている感のあるcapitalizationでさえ、英語圏では、きっちり身につけるには小学生の1年生からずっと繰り返し学ぶことが必要と思われているようだ。

小学生から英語を学ぶことになった日本の子どもたち。せっかくの機会に、土台となる文法、そして簡単そうなcapitalizationも、少しずつでも継続してしっかり学んで欲しい。そうすれば、きっと古い世代の日本人よりも若いうちに、たぶん高校3年生になるまでに、かなりの英語の力をつけられる。

 

Girls & Boys, Be Ambitious!~キッズブックス英語スクール

英語絵本のリードアラウドで英語力を総合的につけさせようと工夫を重ねているが、数年前から、英語歴3年以上の生徒には文法の知識も伝え始めた。

 

その成果かどうか、最近、英文を作る力およびその兆しをみる。

先日のこと。

Grammarのwork、ある一コマのイラストを見て、「Exclamation文(感嘆を表す文)を書きなさい」というもの。

イラストには、ボーイッシュな子ども(男女不明)に、大人の女性(?)が見立てた新しい上着を広げて見せている場面が描かれている。子どもは戸惑った表情をしている。

これにexclamation文のキャプションを英語でつけるという問題。難しいだろうと思う。

そんな予想していたら、それを覆す「できた」の声があっという間にあがった。

その生徒が書いた文が、これ…

「Wow! You is a girl!」

「is」にはひとまず目をつむり、この即興の「オチ」に座布団一枚!

「ありゃ、あんた女の子だったの!」、

多分男子だと思って男子の上着を買ってきたら、その子は意外にも女子だった!

というオチ。ちょっと失礼な文だけれど、そこは多めに見て、こんなことをすぐに英語で書けるのは素晴らしい。

 

こういう遊び心をもって、または間違えるかも、という危険を冒しても挙手して発表するという気概を持つ生徒に、心から拍手を送りたい。

絵本リードアラウド認定講師講座2021 第2回報告その2~『The Bad Seed』

課題書『The Bad Seed』、わたしが子どもの目と心をまだ少々はもっているとして、この表紙を見るとなかなか魅力的だと思う。

なんでか、アンチヒーローに惹かれる。

ということで、多分、子どもは本書を手にとってくれる、としよう。

 

まずリードアラウドでは絵本を厳選してから、子どもに読んでいただけそうなその本を提示して、「あーだ」「こーだ」と最初に自由に語らせる。そのときに、忍び込ませる問いが

「どんな話かな?」

「この子、何? どんな子かな?」など。

そして、子どもの好奇心で、パラパラ中身を見ながら答えを探してもらう。

 

そこで、「種の本」とか「悪い子の種の話」とか子どもの口に挙がったら、ジャジャーンと、アクティビティをする。

という「奇襲」も子どもに喜ばれる。

ということで、この日参加のみなさんとも、Word Ball ゲームをしてみた…。

 

意外や意外、「seedから育てる植物の名前」がみなさんの口からすらすら出てこない!

だれかは苦し紛れに「柿の種!」などと言ったけ。

植物の名前、こんなところに指導者がまだ努力すべき点があった。

 

ところで、英語絵本のリードアラウドを子どもにさせる目的として、忘れてはならないのが語彙学習。日本人の英語で、圧倒的に足りないのも語彙である。

 

なるべくその語彙を増やせるように、記憶を確かに深くさせる指導と同時に、数多く、広く言葉と出会わせたい。

子どもは、品詞の中では名詞を比較的知っているが、名詞でも動物と比べると知っている植物の名前は極端に限られる。まあ、英語の語彙だけの問題ではなかったり、子どもの問題だけでもなさそうではある。

しかしリードアラウド指導者として、自分の語彙を増やす好機だと認識して、こういう機会に学びたい。本書には愛らしい種たちのイラストもあって覚えやすい。経験でいえば、植物系の語彙が増えることで見えてくること、わかること、そして驚きが、たくさんあった…。

 

絵本リードアラウド認定講師講座2021 第2回報告その1~『The Bad Seed』

2017年に発刊後、New York Times ベストセラーになり、続編も刊行中という今時の絵本、『The Bad Seed』が今回の課題書だった。

認定講師講座の選書で心がけていることのひとつは、古典的名作でノスタルジーに浸るだけの「絵本おばさん」集団にならないこと。

とか言っても、本年度は『Blueberry for Sal』も『Big Red Barn』も『Swimmy』といった古典的名作そのものも課題書にリストアップされていて、それはそれで旧来の「読み聞かせ」のパターン的な読み方にはまらないで、新しい、our wayで学んでいく。

さて課題書は、英語のA bad seed(鼻つまみ者)という慣用句から、文字通りに悪い種を主人公にしたところで、もうそのユーモアに期待をしてしまうが、あるbad seedの半生記である。

そろそろ認定講師のみなさんなら、物語によって語り口を変えること、登場人物の会話部分があれば、そこはなるべくリアルにすることなどを、あらかじめ自習時に考慮して練習してきている。

とはいえ、主観と客観は別物で、自分ではそのつもりになっていても、そうは聞こえなかったりすることも、たびたび起こる。

本書のナレーションが、たとえば「むかーしむかし」とマザーグースを語るおばあさん風だったら、子どもはどう思うだろう。そんな想像力も持ち合わしたいものだ。

「カビ臭い」「加齢臭」「眠くなる」…

など、子どもは手厳しく酷だ。子どもに迎合はしないが、本書のように今の子どもの感覚にも合いそうな場合は、こちらもフットワーク軽く新感覚、たぶんリアルな感じとでもいうのだろうか、そんなふうにも読めるようになりたい。

ナレーターは、badであることをことさらひけらかすようなseed自身だ。少なくともおばあさん声では、違和感があるだろう。また、昔のNHKニュースアナウンサー風でもないだろう。

参加者同士で聴き合って、まずはこのナレーター、the bad seedの声について、いろいろ気づきたい。

みなさんも他人の朗読を聴いたり、ディスカッションや表現演習することで、、The bad seedの性別やおよその年齢、生い立ちや性格などを考え、だんだんと人物として特徴が浮きあがってきたようだった。

またこの種くんは、ただ単純に悪さをし、それを正当化するという輩ではない。反省も将来への希望も持つことがわかってくるにつれ、不思議と読みに深みが出てくるところが、表現の面白いところだ。ニュアンスが出るわけだが、これが大人よりまだ感覚的な子どもに響いて、読解に繋がるわけだ。

(つづく)

参考に、「今日(きょうび)のread aloud」:『The Bad Seed』

 

キッズブックス英語スクール〜新年度スタート

新年度が始まった。

春休みを挟んで久しぶりに会った生徒たち。こちらの気持ちは、もうほぼ孫に会うおばあさん?!

これまで教わってきたから、できて当たり前かもしれないが、知っている英語の増えた生徒が、質問の正解をどんどんと出すことに、相好を崩してしまう。

ついこないだまで、「What did you do today?」という授業冒頭の挨拶に、「Park!」とぶっきらぼうに言っていた生徒が、「I went to a park」と文章で答えるようになった。

驚いたのは、英語圏G2用のGrammarワークブックの[statements & questions]で、難しいだろうと思っていた文構造。

バラバラの単語カードを並び替え、statementにもquestionにもできるようになっていた。

とくに感心するのは、中学から英語を始めた「旧人類」のわたしが、馬力で規則を覚えてやっとできるようになったことを、すらっと、なんとなくできてしまう点だ。

まあこれは、実は指導者としてリードアラウドをがんばってきた点でもある。英語の母語者に近い学び方をさせてきたからこその現象だろうと思う。

頑張ってやってきたことのいくつか……。

本を読ませる。何冊も。また何度も。

文字を意識させながら読ませる。

表現をつけて英文を読ませることで、感情を伴った言葉として記憶の深い部分に刻ませる。

さあ、ここまでついて来てくれた生徒諸君! あとは、さらなる文法的理解と、語彙!! そして、英文を読むスタミナ作り。

今年度も、実りある年度にしようね。

キッズブックス英語スクール 絵本リードアラウドコース(体験レッスン)
絵本リードアラウドコース(体験レッスン)

キッズブックス英語スクール 絵本リードアラウドオンラインコース ベビー・幼児クラス 体験レッスン
ベビー・幼児クラス 体験レッスン