12月のリードアラウド・ワークショップは、今年度の締くくり、Shel SilversteinのThe Missing Piece.
作者と作品は別物ではあるが、この作者にしてこの作品あり、という見方もある。
そこで、作者のイメージを見てもらおう。
ここで。
本書を読みながら、わたしがどうしても考えてしまうのは、作者自身の人生だ。
以前にも書いたことがあるが、Shelは生涯独身だった。
もてなかったわけではない。
その反対、もてもてだった。
このひと、あのひと、シカゴやNY、キーウェストと住まいもいろいろ、伴侶もいろいろ。
でも、結婚はしなかった。
ずっと、ひとりの女性とは生活し続けなかった。
子どもも作ったので、そこで落ち着くかと思ったら、そうではなかった。
…なんだか、どこかで読んだような話ではないか?
小さい人あり、尖ったり角ばった人あり。
壊れてしまう人あり。
大切にしなかったので、こぼれてしまった人あり。
ぴったりだったのに、芸術が生まれなくなってしまった人あり。
別れた女性でShelのことを悪く言う人はいなかった、ともどこかで読んだ。
gentleなひとなんだと思う。
辛辣なことを書いたり、言ったりもしたなのに、子ども向けの作品からは優しさが漂う。
さあ、みなさん。
どうこの本をリードアラウドしますか?