キッズブックス英語スクールの「看板」は、もちろん英語絵本のリードアラウド。
だが、1年に2冊ほどsingする絵本が混じる。
ミニ発表会も近いので、発表する演目にメリハリをつけようと、今月はThe Twelve Days of Christmasの本を歌で練習をしている。
1番から12番まである長い曲で、ゼロから教えるのに指導者の体力がいる。
先日は4歳にこのレッスン。
愛する人がクリスマス前から毎日贈ってくれた贈り物を、12個うたいあげていく。
18世紀ごろからクリスマスに英語圏で歌われている曲で、1から12までのcumulative song(積み重ねられていく歌)だ。
歌詞の英語は、1番はこんな。
On the first day of Christmas
My true love gave to me
A partridge in a pear tree
これを、「(英語を始めて1年たったとはいえ)4歳が読めるものか」と思うむきもあるだろう。
確かに、この詞1番だけならまだしも、12番まで順に詞が長くなっていくので、それを単に読むのは、根気のうえでも4歳にはハードルが高い。
しかし、である。
4歳だからこそ、得意な部分がある。
人間の原始の力、リズムや音を体で感じる力に優れているのである。
先日、汗をかきかきデモンストレーションした。
4歳児は「なんじゃ、これ」と、意識からシャットアウトしてしまうすれすれの場面もあったが、めげずに指導者が歌う繰り返し部分にひかれて、徐々に耳を傾け始めた。
繰り返し、サビ、メロディーが、人を引っ張る。
歌の力だ。
歌の力でこっちを向かせ、あとは指導者が最大級のエネルギーを注ぎ、歌詞をイメージとくっつける作業をする。
絵の力を借りる。
この素晴らしい絵本の該当する絵を見せながら、リードアラウドの応用だ。
感じを出して、ここでは歌う(音程はごめんなさ〜い!歌手の力はなし)。
そして、最初のうちは、「ムニャムニャOK」、つまり分からない歌詞はハミングでもいい。
この後、幼児ならよく読めない分、聞いた通りにすらっと言えたり歌えるようになる。
ただし練習のたびに、本の文字を指で指させることも忘れずに。
歌えたら、もう歌詞の英文はすらすらになっているだろう。
お歌さまさまだ。
さて、小学生中学年以上だと、英語を英語らしく音に乗せる指導をちょこっとする。
たとえば、ツボはここ。
On the first day of Christmas
My true love gave to me
最初の
On the/first day of/と句切るが、day’f とくっつく感じ。
次が特に、こうくっつく。
My/tru-lo-ga(ゲ)-tome
このように聞こえる。
トウルーラブ ゲイブ ツー ミー では音とリズムに乗らない。
わたしも、ここが出来るようになったとき、歌えそうな気がしてきたものだ。
今月の1冊、文字が多めの絵本だが、こうやって生徒たちは読めるようになる。
You Tubeでいろんなバージョンで楽しんでみよう。
John Denver & Sesame Streetの仲間たちで
歌詞が読めるバージョン
バージョンによっては、My true love gaveが、My true love sentになっているものもあるので注意!