リードアラウド・ワークショップ2013最終回は…

本年度のワークショップが1月に終わる。
最終回は発表会である。

今回は、「模擬授業の発表」をたくさん盛り込んだ。
短時間で多くの模擬授業の発表をどうするか。
どうしたら、各人の今後の力になるか。
まだまだ模索中。

だが、少なくとも言えるのは、厳しい目(?)を持った「同業者(仲間)たち」の前で発表することで、度胸がつくこと。

「本番で自分が何を言い出すか、やりだすかが、楽しみ」と思えるくらいの度胸がつくと、リードアラウドはますます面白くなる。
指導者がリラックスしないと、なかなかユーモアは観客(参加者)に伝わらない。

1月の発表で、どれだけ仲間を笑わせられるか。
ひととおりのリードアラウド指導の型を踏襲しつつ、各人の個性を生かしたユーモアを期待する。

朗読も練習を抜かりなく!
朗読劇は、本ワークショップ参加者=「強者(つわもの)たち」のシネジーが楽しみ。
油断なくそれぞれの役を極めてもらいたい。

注意は、型でかためないこと。
こぢんまりまとまった台詞からは、喜びは感じにくい。

子どもたちに、絵本のリードアラウド、リーダーズシアターの喜び・楽しさを伝えるためには、まず指導者自身が楽しまなければ。

自分が楽しいと思う授業を。

他の英語の先生たちがあきれるくらい、リードアラウドの指導者は指導を楽しもう。

「なーんだ、リードアラウドって勉強じゃなかったんだ」。

嬉しいこの声を聞いたのは、長年リードアラウド指導をしている私立小学校の1年生16名のクラスでだった。

教えずして教える。

これが、リードアラウドのモットー。

指導者自身の絵本を読む喜びに満ちた指導を、そして朗読を楽しみにしている。

●プログラム担当補足
Along a Long Road模擬授業は、まゆみさん(前)と、むつみさん(後)で。
Sheep in a Jeep模擬授業は、ゆかりさん(前)と、れいこさん(後)で。
朗読Pouch!は、ひろこさん(前)と、むつみさん(後)で。

就活にお役立ちリードアラウド?!

リードアラウドのワークショップで研鑽すること約1.5年のAさん。
先頃、あるインターナショナル幼稚園の採用試験の面接で、「特技」として『Can I Play Too?』をリードアラウド(プラズ日本語絵本『ソメコとおに』)したとのこと。

「理事10人ぐらいずらっと並んだ前で、PIGGYになったり、SNAKEになりきって読んじゃいました」。
そして、採用が内定!

もちろん、その他もろもろの力や、元々の資質あってのことですが、
「RAで培った、表現力と度胸とユーモアが、役に立ったことは間違いないです。」
との嬉しい言葉をもらいました。

えっへん、
「就活に効く、リードアラウド!」って言っちゃいましょうか。

新年度ワークショップは3月開講です。

Happy発表会! 〜キッズブックス英語スクール

スクール恒例のミニ発表会が無事終わった。
いやいや、「無事」どころではない。
期待以上の成功のうちに、終わった。
家族の支えあっての成功だ。

講師陣が「練習、練習」と言い出した約3週間前から、格段の上達。
最後の1週間での上達が凄かった。
絵本を何冊も読み下せるだけでも、かなりの力なのに、それ以上を求めるのがリードアラウド。
大人にも難しい、豊かな表現を求める。
それには、読解力も求められる。
上手くできたとき、生徒たちの表情が輝くのが、たまらなく嬉しい。

それぞれ成長があった。

最年少の4歳は、プレゼン上手に成長した。
人前で発表することがどういうことか、分かりだしたらしい。
また、音節を聞き取って反復する力を、歌を歌うときに見せてくれた。
リズムに英語の歌詞を乗せることに苦労する大人を尻目に、この4歳はいとも簡単にやってしまう。

3年生たちにも本能的な聴力がある。
やはり歌やリズムに乗った英語は、すっと歌えたり言えたりする。
また、3年生になると解釈する力がついてくる。
登場人物の性格や心の機微を表現しようという兆しも見える。
実際に素晴らしい表現もできた。

5年生と中学生は、台詞のニュアンスを工夫するなど、より深い読解と表現が強く結びついてきた。
5年生は、照れることも多少あったが、自分で工夫した細やかな表現を、指導陣は聞き逃さなかった。
よく、やったね!

トリをつとめた中学生は、もともと朗読上手だったが、解釈がより深く、表現が多様に、そして観客に聞かせることを意識した朗読になってきた。

「上手になりましたねえ」という声が会場から聞こえた。
ほんと!
生徒のみなさん、以前より、もっと上手になりました。
この日、R先生と「勝利の美酒」ならぬ「勝利のコーヒー」に酔いました。
ありがとう!

英語スクール

『Orange Pear Apple Bear』を4〜8歳と読んだ

ブックハウス神保町のリードアラウド。
たった5語で出来た英語絵本『Orange Pear Apple Bear』を、4〜8歳プラス自称「ん十四歳」の方など大人の参加者と楽しんだ。
Orange Pear Apple Bear

リードアラウドするものとして、challengingな1冊だ。
たった5語しか使われていない本から、物語を抽出して参加者を飽きさせず本に巻き込まなければならない。

英語に緊張している子どもと、たいしてこちらに期待していない大人をも、時間を忘れるくらい楽しませるには、こちらのエネルギーを励起し、どんどん問いかけ答えさせインタラクティブにして、子どもの生き生きした発言を引き出すのが肝心だ。

表紙でどれだけ参加者を引き込めるか、勝負どころ。

指導法研究はもちろんしてあるものだが、実は子どもとは「初演」だったから、ちょっと気が張っていた。

でも、ほっ。
ちゃんと乗ってくれた!

初めて参加の8歳、緊張しているし、お母さんに「連れてこられた」感がただよっていて、ちょっと不機嫌だった。
ところが、リードアラウドの約束3つをデモンストレーションしているうちに、みるみる表情がゆるみ……

「Orange Bear(オレンジ色のクマ)、動物園で見られる?」の質問のころには、
「そんなの、いないよ!」の解放されてこその発言。

「じゃ、『そんなの、いないよ!』の感じで、Orange Bearって読んでみようか」と「誘惑」する。

そしたら、したぞ、演技。
「オーレンジ、ベアあ???」と読んでくれた。

会場から「ホー」と感嘆の声や、頷きの波が。
すると、他の子もハッスル。

棒読みでもボソボソ小声でもない、生き生きした大きな声が会場に響いた。

こうして、初演もめでたしめでたし。
双方が楽しめて、会場にもいい余韻が漂っていた。

「ん十四歳」の参加者が、近づいてきて、こう話してくれた。
「いやー、いつも思っているのですが、こうこうこうだ、と教えるのではなく、『どうなの?』と聞いて子どもに答えさせるの、いいですねえ」

「子どもの発音には、毎回驚かされます。小さい子は、先生そっくりな発音をなんともこともなげに言い返す。可能性に満ちています。こういう機会、大切ですよ」とも。

P.S.
5語で書かれ、実に文字の少ない絵本で60分ぴったり使った。記録的かも?!

Immersion教育の小学校で読まれる英語本は…

年に2回、静岡県にあるImmersion教育で有名な私立小学校でブックフェアを開催している。

もう15年以上になる長いお付き合いにだが、先日は今年2回目のフェアだった。春には小さかった1年生も、ずいぶんと大きくなっていた。

ここでは、英語の本を自分で選んで買って読む、ということを、学校と外国人の先生方が一体になって生徒に推奨していて、授業の一環として「本のお買い物」をさせる。

今回の人気は、Wimpy Kidの最新版。3〜6年生男女に特に人気。
Diary of a Wimpy Kid: Hard Luck
1〜3年生男子に人気はNinjagoシリーズ。
忍者姿のLegoのキャラが活躍する。
Destiny of Doom (Lego(r) Ninjago #08)
3〜6年生男子を中心に、女子も、ネズミっぽいイタリアン探偵、Geronimoシリーズが大好き。
The Karate Mouse (Geronimo Stilton #40)
1〜2年生は、early readersと呼ばれる絵の多い読本シリーズを主に選ぶ。ディズニーもピクサーもあり、各出版社がしのぎを削る。
レベル1、たとえば
The Snowman ( Step Into Reading - Step 1 )
これなどは、附設の幼稚園の子も買ったりする。
海外から招聘した先生方に人気はMo Willemsの本。
授業用に購入したのはElephant & Piggieのシリーズ
There Is a Bird on Your Head!
勧められた生徒はコレなどを購入。
The Pigeon Loves Things That Go!
Scienceではこのシリーズが完売
The Periodic Table: Elements with Style
マンガも人気だが、久しぶりに持って行ったGarfieldも人気再燃。
Garfield Hits the Big Time: His 25th Book ( Garfield Classics ) など。
あとは、古典名作、たとえば
Little House on the Prairie
話題作、たとえば
The Hunger Gamesなど
いろいろ好みは分かれるが、興味津々の目が会場を行き交う。

本を楽しむ日本人の子どもたち、まだここに在り。
おまけに、native並みに英語で楽しむこともできる。

頼もしい限りだ。