10月のリードアラウド・ワークショップ報告〜その2

前回の『The Napping House』の仕上がり発表と、10月の課題書『Can I Play Too?』の予習の成果発表に続いて、今月のテーマ「リーダーズシアターとその指導」に入った。

「リーダーズシアター(RT)って何ですか」の質問に、的確に自信を持って答えられるか。

 台本の代わりに絵本を使い、役に分かれて読みあうこと。

必要最小限の言葉で、言い切ることが、分かりやすさに繋がる。

さて、リードアラウドの応用でもある、RHの目的は?
みんなで挙げていったところで、『Can I Play Too?』の読解をする。

登場者のプロフィールを、それぞれ考えてきて演じたわけだが、次のような問題点が見られた。

・3人の登場者が途中で混じってしまう。→聞かせられる側が、混乱し、話が分かりにくくなる

・「キャラ」に違和感がある(年齢設定など、ちょっとフケすぎの登場者だったり)→話を誤解したり、意味が変わってしまうことも

・とっぴな作り声にした役のせりふが平坦になる→声しか印象に残らず、意味が伝わらない

改善策のひとつとして、「キャラ」をより具体的に考えてもらった。
また、声の変え方・作り方も、喉だけでなく体を使ってする方法や、内面から「なりきる」(難しい!)変え方等、提案し試した。

さあ、次にリーダーズシアターの模擬指導だ。
まるまる60分を当てて、各自、生徒役と指導者役を持ち回り、3人ひと組でやってもらった。

RHの説明とデモンストレーション。
本文のリードアラウドと解釈。
ここまでで、45分。
そして残りの15分で、子どもたちに配役し演技指導し、発表させる段取りをシュミレーション。

まだまだ、黙っていられずわたしがしゃしゃり出てしまうのが、「本文のリードアラウドと解釈」のときだ。

冗漫。
これが、みなさんが陥りやすいこと。
いつもパターンを壊すことを、念頭に置いて欲しい。

上手なコメディアンの話、またはスピーチは、ところどころ予想を裏切る部分があり、そこで笑いが起きたり、感動が起きる。

予定調和を、小刻みに狂わせる。
「〜と思うでしょ、でも違うんだな、どうなると思う?」などを挟み、子どもに分かりやすく、そしてたびたび先を予想させ、考えさせる。

ひとの説明を延々聞いているのは、つまらない。
大人だって飽きるもの、子どもはもっと飽きる。
おまけに、英語!

冗漫を破るもうひとつの技が、朗読のうまさ。
「ちょっと先生が読むからね」と、本当にちょっと聞かせるとき、それは目がさめるようなもので、あるべきだ。

どう、子どもを驚かせようか。
3分ごとに考えて欲しい。

今回配布した「指導計画」は、ほぼページごとに、指導者から子どもへの働きかけを、今まで以上に詳しく書いたつもり。
役に立てて欲しい。

RTの模擬指導をした後、ふたたび朗読を聞かせてもらった。

それまでの3時間で、体が覚えたこと、頭でわかったことが、朗読に反映されている!

長年のクセのようなものもあり、「わからずや」の部分をだれしも抱えているが、それなりにこの日の成果が見られたのは素晴らしい。

注意すべきこと。
新しく頭に入れたこと、体に知らしめたことは、「クセ」に負けやすい。
大人になればなるほど、新しいことは定着しにくい。

大人こそ、復習が重要だと思う。
11月に、仕上がりを見るのを楽しみにしています!