4~5歳児の発達心理とリードアラウド~キッズブックス英語スクール

ヒトの成長は、近くで見ると個々の差に注意が行きがちだが、ちょっと遠くから眺めると、驚くほど共通するところがある。

スクールの親子クラスで、幼児の年齢による発達心理的な共通点を、客観的に認識することの大切さを学んでいる。

「本当は~だけど、今は……しておこう」とか、複雑なことを言うようになった5~6歳児。
ちょっとしくじっても、それが「泣き叫んだり怒り狂ったりすることではない」と自分で判断する余裕が見え、ときには笑いをとる方向へ転換することまで出来る。

場合によっては、クラスメイトに花を持たせてあげられるようにまでなった、5~6歳。
かつて、それも1年ちょっと前の4~5歳のときには、こんな芸当はできなかった。

たった1年の差なのに、4~5歳の子どもにはではできないことがある。

4~5歳児には、「ちょっとうまくできなかった自分」が許せない。

ところが、スクールの指導するリードアラウドの持ち味のひとつは、アドリブ、即興性。

指導者がついつい、「自分の失敗が許せない4~5歳児」だという扱いをすっとばして、4~5歳児にツッコミを入れてしまうことがある。
さあ、たいへん。

この「ツッコミ」は、別名で指導という。
5〜6歳以上なら笑ってもらえるこの「指導」も、4~5歳児にはそのアラームボタンを押したも同然だ。

これまでの経験では、
あっと言う間に不機嫌になって、「帰りたい!」と言い出す。
ひとりならず何人か、また同じ4~5歳児を1回ならず何回か、こう言わせてしまったことがある。

または、貝になってしまう。

暴れる。
八つ当たりする。

みんな4-5歳。
(たまーに、「4−5歳性」が残っている小学生のこともあるが。)

指導者として、改めて自分に言い聞かせたい。
4~5歳児には、個々が出来ることを、上手にみんなの前でさせてあげる機会をつくるべし!

よりよい指導に向けて、家庭でも出来ることがある。

予習。
これが、きっと失敗を恐れる4~5歳児には効果的だろうと思うのだ。

・絵本を予め、隅々まで眺めさせて、家族で一緒にあーだ、こーだ話す。

・描かれているものを、ひとつずつ英語で何と言うのか、一緒に調べて、自動発音機などに発音させてみる。

・伝統的なお話なら、他の作家バージョンをユーチューブなどで覗く。

・アルファベット文字を覚える途中なら、無料のAppsに便利なものもある。それで遊ばせる。

最近、「ABC Circus」というAppを見てみたら、日本の子どもにも使い勝手がよさそうだった。

こうした「予習」をして、何かしら自信を持ったら、保護者はそっと指導者にそれが何かを教えて欲しい。

その上手になったものについて、指導者はクラスのセッション中に、何気なくやってもらう時間を作ろうと思う。

セッション中では目立ちすぎなら、休憩時間に。

こうして、4~5歳児ひとりひとりの「自信」を積み重ねることの協力をしていきたい。

いかにリードアラウドを、「難しい年頃」の幼児にも楽しませるか。
発達心理学的に、幼児を理解することも大切だと思う今日この頃だ。