「ことば 学ぶ力支える」日本語同様に英語も

「このやり方って、他と違いますよね」と、リードアラウドでの英語指導について、ときどき言われる。

絵本のリードアラウドで継続的に英語を学んで行くことは、何が「他と違う」のだろう。

この回転の遅い頭で、ぼちぼち考えていた。

そしたら、先日、またまた新聞の記事に見せかけた「広告のページ」で、目が止まった。
「ことば 学ぶ力支える」という見出しだ。

こういうページでも、さすが新聞社。
記事としての部分は、読むに値することも多い。

さて、この記事。
新しく6月に実施される「語彙・読解力検定」に関わるもの。
検定そのものには、あまり興味はないが、そこにあった今話題の99歳の灘中・高校の元教師、橋本武さんの話に惹き付けられた。

中勘助の『銀の匙』を、いわば超スローリーディングする国語の授業をしてきた人だ。
「読解の域を超えた、横道にそれた指導」「だが、そこにこそ宝の山があった」、という。
「横道にそれる授業を意識した。横道から戻ると、本筋が前より豊かになる」。

!!!

そして、彼が言う「学ぶ力の背骨」としての国語力を習得するには何が必要か。
答えは「読む」こと。
そうすると「いろんな情景を思い描く力がつきます」。

そう、リードアラウドでも同様に(「超スロー」ではないが)じっくり何度も「読む」。

そして、リードアラウドの方法は、「国語」ではないが、将来英語で「学ぶ力の背骨」としての英語力を習得することを目標にしたものなのであった。

リードアラウド、目標と過程:
英語絵本の楽しみを知る
→楽しいから継続して読む
→絵が少ない本も楽しめる
→英語の本全般を楽しめる
→すすんで英語の本を読む
…=「学ぶ力の背骨」としての英語力習得

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