リードアラウド発表会2012.3.17

開催も危ぶまれた2011.3.11直後の発表会から、もう1年。
2年目の顔と、1年を終えたばかりの顔がまじっての、発表会が先日終わった。

突然熱が出た2年生とそのお母さんが欠席。
後できいた話だが、熱を出して寝ている間、この発表会に遅れる夢を見ていたとか。
指導陣、気をつけてはいたつもりだが、ちょっと「熱」を入れすぎてしまったかな。

欠席者が出たので、Readers’ Theaterなどで、番狂わせがあって、緊張していた子どもたちが、不安定になった観もあったが、最後は大団円。
Cat the Cat:Who s That? を「自主的アンコール」。
おやつに食べたニコニコ顔がついた二子玉限定ドラ焼きのような笑顔が見られて、めでたしめでたし。

感慨深いことが、いくつかあった。

まず、5歳と6歳の生徒ふたり。
5歳は、Read aloudといっても、ほぼみごとな暗記。
魔法のように、絵本の本文が、せりふのように口から出てくる。
そして6歳は、文字を実際に読んでいる。
正確なだけでなく、楽しそうに表現をつけている。

語学習得でいうところの臨界期が、ふたりの間に川のように横たわっているようだった。
5歳はこれからその川を越して、今、6歳が立っている側に立たせたい。
本を暗記することから、readingに。
英語を、「親のおつきあい」から自分の楽しみに。

この臨界期、暗記が容易な「赤ちゃん脳」から、思考する「幼児脳」になる時期に重なる。
語学を暗記だけに頼らせると、この時期に吸収力が落ちてくる。
そして母語のめざましい発達が、そのもうひとつの言語を邪魔者扱いする。
これが、英語が嫌いになる、最初の関所のようなものだろう。

そのままにまかせて、また中学から英語をやるという道もある。
でも、「それまであんなに出来ていたのに」と親が、もったいなく思う気持ちは、身を以て知っている。
この6歳も1年前は5歳、「あちら側」にいた(と聞いた)。
それが、どうだろう。
1年後の今年、この発表会での名演!

語学は密度と継続だなあ、と再認識したのは、2年目のある生徒のがんばりを見て。
行事などで欠席が続いたのも影響して、「読めない本」が出始めた。
そこで、おかあさんと指導陣の協力で、補習と勇気づけ。
スクールに早く来られるときには早く、残れるときには残っての、大奮闘。
ギャップを埋め、密度を密にした。

その結果、氷が解けるようにまた読めるように。
すると、おもしろくなり、自分でもがんばり始めた。
発表会に向けて、驚くほどの負けん気を出してくれた。
そのさなかに実施されたアセスメントでは、そのがんばりがばっちり結びついて、解読力ポイントがしっかりアップしたのにも一安心。

アセスメントの結果、解読力が英語圏の小1〜2のレベルと出た、スクール2年目の3年生。
Where the Wild Things Are というかなり長編を、発表会で読むまでになった。
大人でも集中力のいるこの本、それを集中力を途切れさせずに読めるようになったのは、凄い。
読解は深いが、発達してきた自意識が、表現を押さえ気味にするが、それはそれで興味深い。