子どもの「ボケ」が傑作!だったリードアラウド〜キッズブックス英語スクール

先日、『Dinosaur Roar!』という絵本を5歳児たちとリードアラウドした。
恐竜が、roarしたりsqueakしたり、fierceだったりmeekだったり。
いろいろ動詞や形容詞を、恐竜のしぐさや様子にあてていく絵本だ。

リードアラウドでは、英語を体感させる。
いつか自分の言葉として使えるよう、記憶の深いところに刻印するためだ。
そのために指導者も生徒も、ある意味で身体を張っている。

「dinosaur fierce(恐竜って恐ろしい)」という場面を読ませたかったときのこと。
「ガオー」と飛びかからんばかりの姿勢と、恐ろしい表情をするわたし。
ーーさあ、読んで!
ーーさあ、「dinosaur fierce」と言って!
恐ろしい姿勢と表情の静止画像で、生徒の声を心待ちにするわたし。

そこに響いたかわいい声……。
「dinosaur teacher!」
わたしのフリに生徒がボケた?
抜群の間合いと受け答えに、大人たちの爆笑が響いた。

そう、確かにそれも正解です!
わたしの演技力不足。
先生にしか見えなかったのか……。

でも、でかしたゾ、Tくん。
実はこの日、毎回、個別学習で読んでいるミニブックで、たまたま「teacher」という語を読んで記憶に新しかったのでした。
学んだ語彙をすぐに使えたことを、とても誇りに思います!!!

英語圏でのRead Aloud〜調査レポートその1

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注目すべきは、6-11歳。
親が子どもと本を読む機会が減るが、実は、この年齢の子どもたちの40%も、親にいっしょに本を読んで欲しいと思っていること。

親は、「もういいだろう」と思うが、子どもは続けて欲しい。
本当に嫌がられる(?)まで、親子のリードアラウドを家庭で続けるのはいかが?

自分を客観的に見る・講評する〜2015年度英語絵本リードアラウド・ワークショップ

指導者向けの、英語絵本リードアラウド・ワークショップでは、
・力がつきつつあり
・ワークショップ受講経験1年以上
・希望者
には、実際に子どもたちにリードアラウドを指導する機会を作るようにしている。

興味深いのは、その指導研修後に提出していただくみなさんの指導記録。
ひと呼んで、「反省文」である。

指導がうまくなっていく人の指導記録の特徴は、とても客観的なことだ。
換言すると、自分の指導を客観的に見られ、それを明確に書き記せる人は上達が早い。

自分に対して客観的になるのは、そう易しいことではない。
特に、何かしら失敗したと思う自分に対峙するのは苦しい。

たとえば、自分が指導するリードアラウドを録音し、直後に聴く。
これは、きつい。
直前の事実に直面しなければならず、「ガマの油」どころか胃潰瘍にもなりかねない。

でも、それが出来る人、乗り越える人は上達していく。

先日のある「反省文」を紹介する。

(以下、引用)
[(自分が子どもたちに)話すスピードが速い。
今どこを読むのかの指示が曖昧になること多々。
新出の語を的確に説明していない。
発問してもきちんと結果を導き出さずに次のことに話題を流してしまう。
自分で答えをさっさと言ってしまうこと多々。
「読める?」「読めるよね!」が口癖になっていて、読めない子を置いてきぼりにしてしまった。]

こんなに、分かっている!
録音したのを聴いての記載だから、動かせない事実を目の当たりにしている。
辛いはずなのに、とても客観的に自分をみていて、頭が下がる思いがする。

頭ではわかっているのだから、本番にそれが反射的に出て来るようにすればいい。
課題は、頭と身体の一致。

どうしたらいい?
これから先は、たぶんスポーツと同じではないだろうか。
描いた理想のイメージどおりに、身体を動かせるように、身体に教え込む。

リードアラウドなら、即興力をつける練習か。
それを養うための「メニュー」を作るのがコーチ、つまりわたしの役目だ。
本年度のワークショップで、頑張るゾ〜!

だが、しかし。
ひとによっては、自分(の指導の様)をなかなか客観視できない場合もある。
もしそうなら、信頼できる同志の講評を素直に聞くことだ。

わがワークショップで心がけてきたことのひとつに、「役に立つ講評」というのがある。
同志の指導や朗読に対して、講評する機会をいつも設けて、そこでの講評は、上達に役立つものを心がけてもらう。

というのも、どうしてもみなさんには遠慮があって、お世辞や感想、具体的でない褒め言葉(「わたしは好きです」「お上手だと思いました」などなど)になりがちだからだ。
こうした同志の講評が得られ、また講評する目を持てるのも、またワークショップならではだ。

さあさ、みなさん。
本年度のワークショップで、さらに上手くなりましょう。

「Yes, and…」で応える〜英語絵本リードアラウド指導

英語絵本リードアラウド・ワークショップで学んできた「リードアラウド研究会講師」ふたりが、『The Napping House』で子どもたちにリードアラウドをした数日後の昨日。
今度はわたしが同じ本で、私立小学校3、4年生に指導した。
The Napping House [With CD]
自分の指導を、先日のふたりの指導と対照しながら、客観的にreviewしてみて、あることに思い当たった。

子どもが楽しそうにたくさん発言するのだが、その扱いに特徴がみられる。
まず、発言するほうも、わたしも楽しんでいる。
「何でも言っていい」という雰囲気が出来ている。
発言のあとに、それを「利用した」方向付けがある。

発言を促し、それを「利用して」解釈に繋げる、というのが特徴的だ。

パターンとして、
「そうだね、それなら〜でもあるね」
「あ、そうか。そしたら〜みたいに、なるかもね」。
こんな言い回しが、よく使われている。

分析すると、まず、発言や意見をacceptして、それから、その発言をもとに、より適した方向に話を向ける。

これ…
英語にすれば、「Yes, and…」と言って繋げている?

そして思い出した。
即興力を磨くTheater Gamesの練習に、「YES, AND」というのがあるのを。

人は、気がつかないうちに「No, but…」という発言を多くしているものだ。
特に先生と呼ばれる人々は。

学生時代を思い出してみる。
尊敬していた先生は、「Yes, and」が多い人。
記憶から消えてしまった先生は、たいてい「No, but」を言う人だったような。

しかし、しかたない側面もあるのはわかる。
「教える」ということが、「No, but…」を言わせる誘惑の多い行為だから。

だが、RAは違う。
違わなければ、RAではないと言えるかも。

RAの指導の練習に、「YES, AND」の練習は有効に違いない!!!

参考:
こんな記事もある(Yes, And…のアプローチが、エゴを抑え、より心を開いた人間に導き、可能性も広がる、らしい。)