自分を客観的に見る・講評する〜2015年度英語絵本リードアラウド・ワークショップ

指導者向けの、英語絵本リードアラウド・ワークショップでは、
・力がつきつつあり
・ワークショップ受講経験1年以上
・希望者
には、実際に子どもたちにリードアラウドを指導する機会を作るようにしている。

興味深いのは、その指導研修後に提出していただくみなさんの指導記録。
ひと呼んで、「反省文」である。

指導がうまくなっていく人の指導記録の特徴は、とても客観的なことだ。
換言すると、自分の指導を客観的に見られ、それを明確に書き記せる人は上達が早い。

自分に対して客観的になるのは、そう易しいことではない。
特に、何かしら失敗したと思う自分に対峙するのは苦しい。

たとえば、自分が指導するリードアラウドを録音し、直後に聴く。
これは、きつい。
直前の事実に直面しなければならず、「ガマの油」どころか胃潰瘍にもなりかねない。

でも、それが出来る人、乗り越える人は上達していく。

先日のある「反省文」を紹介する。

(以下、引用)
[(自分が子どもたちに)話すスピードが速い。
今どこを読むのかの指示が曖昧になること多々。
新出の語を的確に説明していない。
発問してもきちんと結果を導き出さずに次のことに話題を流してしまう。
自分で答えをさっさと言ってしまうこと多々。
「読める?」「読めるよね!」が口癖になっていて、読めない子を置いてきぼりにしてしまった。]

こんなに、分かっている!
録音したのを聴いての記載だから、動かせない事実を目の当たりにしている。
辛いはずなのに、とても客観的に自分をみていて、頭が下がる思いがする。

頭ではわかっているのだから、本番にそれが反射的に出て来るようにすればいい。
課題は、頭と身体の一致。

どうしたらいい?
これから先は、たぶんスポーツと同じではないだろうか。
描いた理想のイメージどおりに、身体を動かせるように、身体に教え込む。

リードアラウドなら、即興力をつける練習か。
それを養うための「メニュー」を作るのがコーチ、つまりわたしの役目だ。
本年度のワークショップで、頑張るゾ〜!

だが、しかし。
ひとによっては、自分(の指導の様)をなかなか客観視できない場合もある。
もしそうなら、信頼できる同志の講評を素直に聞くことだ。

わがワークショップで心がけてきたことのひとつに、「役に立つ講評」というのがある。
同志の指導や朗読に対して、講評する機会をいつも設けて、そこでの講評は、上達に役立つものを心がけてもらう。

というのも、どうしてもみなさんには遠慮があって、お世辞や感想、具体的でない褒め言葉(「わたしは好きです」「お上手だと思いました」などなど)になりがちだからだ。
こうした同志の講評が得られ、また講評する目を持てるのも、またワークショップならではだ。

さあさ、みなさん。
本年度のワークショップで、さらに上手くなりましょう。