英語絵本で「小学生クラス」〜キッズブックス英語スクール

英語絵本を、「絵本」なんだから幼児のものだと思い込んでいる人がいる。
幼児の成育に必要なことを教えてくれる実用的な絵本は、確かに幼児を対象とした一種の「取り扱い説明書」と言える。
だが、世の中には、子どもだけでなく大人まで引き込まれる文学・芸術作品級の絵本がごまんとある。
キッズブックス英語スクールでは、三歳くらいの子どもから大人まで、こうした優れた絵本を、贅沢にも「教材」として使っている。

この春は、約三年、リードアラウドで英語と絵本に親しんで来た子どもたちが、小学生クラスに進級する。
これまでの親子クラスの絵本より、少し文章の多いもの、語彙の難しいもの、長い物語を使う。
絵本と読本の読書を楽しむことに加え、これまで以上にreading fluency(読解に裏付けされた表現豊かな読み方をする力。英語圏での英語力の評価要素)と、英語の構造の理解力(Language Art)を伸ばすクラスだ。
生徒にとってチャレンジなのはもちろん、指導者にとっても、期待にどきどきする心と、圧力になってしまわないよう心がけなければと緊張する心が混じる挑戦である。

幼児から小学生になって、母語の力が飛躍的に伸び、抽象・論理的なことも分かり始める。
母語もまだまだな幼児は、英語学習で分からないことがあったとき、割りとすんなり受け入れられる。
ところが、そうはいかなくなるのが小学生。
日本語はしっかり分かるので、分からないところが多い英語に否定的な考えをもつこともある。

イライラする。
面倒くさい。
イヤだ。
こういった気持ちを乗り越えるために必要なのは、好奇心だったり、強い動機付けだったり、負けん気を刺激することだったりする。
特に優秀な子どもには、知的好奇心を刺激するものでなければならない。
とはいえ、小学生。
エネルギーが余ってウズウズしているので、ただの座学では保たせるのが難しい。

キッズブックス英語スクールでは、「面白い」と思える本で、物語や文の組み立てが「分かる楽しさ」を感じてもらい、向学心を刺激するとしよう。
「遊び」と思わせ面白がらせながら、スポンジのような吸収力のある頭に英語を吸い込ませる。シアターゲームも大いに利用する。
元気を引っ張り出したり燃焼させたりして、意欲に繋げる。
どこまで伸ばせるか、今年度は特にチャレンジング!

最初の本は『One Was Johnny: A Counting Book』。
One Was Johnny: A Counting Book

Carol Kingが曲を付けて歌にもなっている。

クイズ:今話題の4人のなかで、だれが一番リードアラウドが上手いか

クイズです。

以下の4人のなかで、だれがリードアラウドが上手そうでしょうか。

2017年春の時点で、話題の人々
1. 森友学園 籠池園長
2. 内閣総理大臣 安倍総理
3. 内閣総理大臣夫人 昭恵夫人
4. 横綱 稀勢の里

いろいろな答えがありますが、大島の答え:
上手そうな順でいうと、
3, 1, 2, 4

考えたきっかけは、4の稀勢の里の人となりを新聞で読んだこと。
「痛いときも痛い顔ひとつしない。痛いとも言わない」
と、力士らしさとか、もしかしたら「日本人らしさ」とか、美点として描かれている。

これ、これがリードアラウドでは、一番だめなんです。

痛い所では、実に痛そうな顔をして、痛そうに読むこと。
それを聞いた人、見た人が、いっぺんで「痛がってる」と分かるように。

こうした力士的表現をよしとする、特に男の人は、英語表現を学習するときに、なかなか感情を解放できずに、時間がかかる。

逆に、3の夫人の場合。

とても表情が豊かで、言葉も多く、がちがちの「頭の言葉」ではなく、即興的な「心の言葉」で語ろうとする人のように思える。

こうした人柄の場合、リードアラウドはかなり短期で上手くなる。

次に上手くなりそうなのが、1の籠池さん。

もしかしたら、「アクセント」が強くてなかなかそれが抜けないかもしれないが、表情と心で伝わるリードアラウドが出来そう。

愛嬌も出て、子どもに受けそうだ。

最後、うんと下手でも、また上手くもない、印象が薄いのが2の我が総理。

英文を「きちんと」読み下そうと、子どもの時分の素直な姿勢が出て、英語を一語一語切り過ぎて、伝わりにくいかも知れない。
前置詞、冠詞など、はっきり発音しすぎて、文全体の意味の訴求力が弱そう。

「under control」など特に意識し学習した語には、模範的で多少よそよそしい感情を入れられるだろう。

We Love Elephant and Piggy!〜Piggyを描いてみよう

リードアラウドで、とてもリードアラウドらしく子どもたちと読める、そしてファンが多いのが、Mo Willems作Elephant&Piggieシリーズ。

今年度も、親子クラス小学生クラス英語指導者向けのワークショップでも1冊使用する。

作者のMoさんは、いろいろなオリジナル・アクティビティを提供しているが、新作はこれ。
みんなでPiggyを描いてみよう。

USAのImmigration現在〜絵本作家Mem Foxの証言

Mem Foxさんのことを、
Reading Aloudへの熱い思い、
またその実演の力、
そして日本にお呼びしようとコンタクトをとっていたころ接したお人柄などから、

こっそり「師」と仰いでいる。

最近、その彼女がニュースを賑わした。

アメリカにNew Yorkから入国しようとしたときの、入管(Immigration)での不当な扱いについての抗議の声を上げたのだ。

詳細はこれ。

この気概。
(Los AngelesのImmigrationで5時間拘束され、泣き寝入りした過去を持つわたしとしては)大いに見習いたい。

なぜReading Aloudが子どもにいいか

Read Aloud がどれだけ子どもにとって役に立つかを発信しているアメリカのNPO、ReadAloud.org。

研究成果に基づいた知見をいろいろ紹介してくれるが、今朝はこれが目に入った。
ざっとした訳もつけてみた。

Reading aloud…
本を声に出して読むことは、

1. accelerates your baby’s brain development, nurturing trillions of new connections from birth.
誕生時から数えきれない神経的繋がりに働きかけて、赤ちゃんの脳の成長を増進する。

2. express your baby to millions more words by age 4.
4歳になるまでにより多くの言葉に遭遇させる

3. builds critical literacy skills like vocabulary, phonics, and comprehension.
言語的に必須の力、語彙力、フォニックス、読解力などを培う

4. prepares your child for success. Reading from birth to age 8 gives your child lifetime learning skills.
子どもを成功へ導く。誕生時から8歳までの本を読むことが、一生の学びの力となる。

また、こんなキャッチフレーズも:
Read Any Time
Read Anything
Read Anywhere