絵本リードアラウド認定講座2017:第1回報告その2〜リードアラウド研究会

本講座、二本柱は朗読力と指導力、それぞれの養成である。

指導力養成で、「お初」の用語は、Active Listening。

双方向型指導のエッセンス、と位置づけられる。

双方向型指導の第一歩が、active listeningでもある。
生徒に参加させ、指導者と活発なやりとりで指導を進めるには、まずは指導者が傾聴しなければならないだろう。

Active listeningのためには、二つの方法がある。
Nonverbal とverbal cues。

まずは言葉ではない、nonverbal cuesから。

そのひとつが、これまでも演習してきたが、アイコンタクト。
もっと意識的に演習をしていく。

東京だけでなく大阪でも、この演習として、スピーチ遮断機ゲームをした。

(興味ある人は、文献として『コミュニケーション力を引き出す』平田オリザ・蓮行 共著、PHP新書がある)

このゲームはいい!

改めて思った。

演習であると同時に、初回の自己紹介も兼ねられ、時間の節約にもなった。

ひとり持ち時間は1分。
みんなの前に出て、取り囲んだみんなとアイコンタクトをとりながら話をする。

だいたい180度に広がった聴衆(みんな)は、両手を遮断機として挟みのように広げる。
聴衆は、話し手が自分を見てないと見て取ったときから、両手(遮断機)を徐々に閉じて行く。
そのさい、踏み切りの遮断機のように「かんかんかん」と警報を口でならし、話し手に気づかせる。
閉じて行く途中で、話し手がアイコンタクトを送ってくれば、遮断機をすぐにまた全開させる。

アイコンタクト、
とくに日本人は欧米人と比べると弱いというか、あまり意識していない。

まったくアイコンタクトなしでの話、講演、授業もそう珍しくない。

リードアラウドの指導者は、それではいけない。

「聞いているよ」「気にかけているよ」とnonverval cueを、アイコンタクトで出すのは、active listeningの基本。

リードアラウドの指導の基本でもあるので、重要な演習だ。

今回も、東京でも大阪でも、遠慮がちではあったが「かんかんかん」は、何度も聞かれた。

(傾向として、東京は「かんかんかん」が甘いかな?なかなか鳴らない警報は、危険!?)

最初は視線を送っていることを知らしめようと、前のめりの姿勢になったり、はっと気づいてビームのような視線を送ったり。

送る方も、受ける方もなんだか笑いが起こって、楽しくなった。

リードアラウドでは、子どもたちが「プレゼンテーション」の基本も学ぶのだが、こんな楽しい指導者の演習は、子どもたちのアクティビティにすることもできる。

本講習での「演習」は、そのまま、指導者が自分の生徒たちとの「アクティビティ」に使える、一石二鳥のものが多いので、大いに活用しよう。