天下のものの上手といへども、始めは不堪(ふかん)の聞えもあり、無下の瑕瑾(かきん)もありき。
されども、その人、道の掟正しく、これを重くして放埓(ほうらつ)せざれば、世の博士にて、万人(ばんにん)の師となる事、諸道かはるべからず。
(天下のものの上手といっても、始めはヘタクソの評判もあり、ひどい欠点もあった。
しかし、その人がその道の規則・規律を正しく、これを大切にしていい加減にしなかったので、
いつしか世間から認められる権威となって、万人の師となる事は、どんな道でも変わるはずはない。)
1月7日の発表会、みなさん、頑張ろう。