絵本リードアラウド講師認定講座第9回報告〜その3

リードアラウド講師認定講座・ワークショップの2本柱は、朗読と指導法。

今回は、本文がたっぷりある絵本で、英文も文学的で高度。

指導する対象としては、恐らく中学3年からだろうか。

可能性が高いのは、英語絵本で英語をやり直そうとか、朗読をしたいという一般の大人。

そんな対象を想定しての指導法として、紹介および演習したのが、
Tell a Storyゲーム

そして、

ゲームではないが英語で発問し答え合う演習。

まず、Tell a Story ゲーム。

みなさんにとって初めてではないが、なかなか難しそうだった。

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いくつかの問題点がみえた。

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・前の人の話を十分に受け入れたか?(Yes)

・話が進んだか?(andで進める。前の人の話を踏み切り台にする)

・絵の描かれた、物語の本筋に関係のある詳細に気づいたか?

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これらが、即座に出来るようになると、授業の進め方、緩急の付け方も自由自在になる。

そして、読解の指導が説明的になるのが避けられる。

なかでも、驚いたのは、思いがけず話が滞ること。

だら、だら、だら…
面白くない詳細を、みなさんが挙げ続けたりした。

これが、恐らく、つまらない授業、時間が足りなくなる授業につながる、ひとつの特性かもしれない。

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解決法…

・絵本の絵を詳細まで見る。

・読むときも、必ず絵を視野にいれながら読む。

・序破急など、構成を意識して読む。

それぞれの部分を、かいつまんでまとめてみる。

次に、発問をどんどんしていこう、という演習もした。

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ここでの問題点。

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・即座に質問が出ない

うなる、うなる。
みなさんのこの日の、「う〜ん」「う〜ん」が、まだ耳を離れない。

でも、どうやらそういうものらしい。

つまり、うなるほど難しいのである。

即座に、

というのも難しいし、質問を作るのも難しい。

でも、指導者として即座に質問できる力は、とても役に立つ。
そして、生徒のやる気を引き出す。

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・質問が、読解の助けになるような、的を得たものではない。

Good question!
と声を挙げたくなるものが、なかなかでない。

質問で進めていく指導では、疑問文の作り方を教えるのが目的ではなく、読解をさせるのが目的だ。

的確な質問も、すばっと出せるようにしたい。

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解決法は…

・即座に思いを口に出す、反射的回路を作る

生徒は生きのいい生き物だ。それにこちらも、できるだけ合わせたいものだ。

それには、わたしたち指導者が、シアターゲームで演習することがとても効果的だ。

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・自分のなかの「知りたい」という気持ちを起こす

子どもは、あれこれうるさいほど尋ねてくるが、その気持ちを思い出す。

知らないのに知りたいと思わないのは、老化現象かも???自戒したい。

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今回の課題書を使って、趣向を変えたワークショップにしてみたところ、来年度への課題が見えてきた。

日本の伝統的な、地道に経験や修行を重ねることを大切にする学び方とは違った、一種合理的で比較的即席的な、だれにでもできる方法が見えてきたようにも思った、とても興味深い回だった。

みなさん、ご参加をどうもありがとう!