以下はMさんの報告です。
大島の補足・コメント付き。
近所の中学校と地域との交流イベントに参加してきました。
私は始めの一時間でRAを担当。
やって来た生徒は一年から三年まで雑多に20名。(男子6名、女子14名)
入り口で1st nameを聞いてネームシールに書いて胸に付け、飛んで立って姿勢チェック。
垂直に立っているか、肩甲骨を広げているかのチェック。
ストローの呼吸
鼻から吸って口から、細く長い息を吐く。
あくび発声
想像上のゆで卵を、立って大きな口を開け、あくびをする要領で声を上げながら、ゆっくり飲み込み、へそ下三寸の丹田まで送り込む。
ブラブラ体操54321
シアターゲーム:Shake out
ペアーでAーZを交互に言う
シアターゲーム:A to Zなど
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導入部分で大島流ウォーミングアップを取り入れたところ始まりから和みの雰囲気が漂いました。
読み聞かせを一方的に聴いて寝てようという腹づもりのあった生徒はびっくりだったかもしれません。
I Went Walkingを中学生とどうRAしてゆくか、シラケムードにならないかとても不安だったのですが、綿密に、計画を立てました。
Mさんは、『I Went Walking』を20冊あまり蔵書して、リードアラウドのお呼びがかかったときは、ひとりひとりに貸し出している。
先ず、いろいろな声を出して楽しむことに重点を置き、
五歳の男の子、
シャイな10歳の女の子、
東北訛りのおじさん、
ドラえもん、
この中学校の校長、
二十歳のラッパーなどになり、
日本語でペアーの一人に言わせ、相棒が真似てI Went Walkingを言う、など普段の英語の授業ではやらないようなことを取り入れてみました。
キャラ造型をさせた。ツボは、日本語でまずそのキャラっぽく言うこと。それをそのまま、吹替えのように英語に直す。
傑作で、ときにお腹がよじれるほどおかしい。
簡単な英語のせりふほど、みんなが楽しめる。
中1でも中3でも、英語力というよりは演技力が試されるので、普段は英語で肩身が狭い生徒も輝くチャンスがある
リーダーズシアター
朗読劇:役に分かれて本を読み合う
では、なんと五歳の男の子とその父(二十五歳のラッパー)という設定で、ラップのリズムに乗せて読み合いをしたのです。(間に二拍入れる)
最初はかったるそうにしていた男子たちも大きな声を出して最後まで読みきったのには感動しました。
正統のリードアラウドの方法からはやや外れてしまったかも知れませんが「教科書以外に英語の文章に触れたことが無い」という彼らにとって、ラップのリズムに乗って英語の絵本を読んだ今日の経験は、記憶に刻まれたに違いないと思います。
その後、『The Polar Express』の朗読まで披露してきました。
緊張せず読めたのは、何度も肝を冷やした神保町での経験があったお陰です。