講評も上手になりました~絵本リードアラウド講師認定講座第9回報告その1

ついに本年度最後の課題書『The Polar Express』をする回がやってきた。
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この1年、各人それぞれ上達したが、この会のみなさんが特徴的に、あることが上手いのに気づいた。

講評である。

参加の回を重ねると、講評がとても専門的になって、多くの気付きとその指摘が、的を得ていて具体的だ。

なんだか誇らしくなる。

みなさんに、講評できる耳、いいところ、もう一息なところを聞き分ける耳が育ったためだ。

どこが、どういいのか。
どこが、どうもう一息なのか。

「なんとなく」ではなく、強弱、緩急、間の取り方がいいやら、言ってくれるので、講評を受けたものは、お世辞ではない本当の評価がもらえたと感じて、とても嬉しくなる。

また、「もう一息」と、どこに改善点があるかの提案ももらえ、その後の練習が効率的にもなる。

このように、他人を講評できるということは、自分の朗読の良し悪しも聞きわけられるということ。

つまり、上手になる可能性が高い。

ところで、当たり前といえば当たり前のことかもしれないが、講評のよさ、的確さは、ほぼ年季に比例しているのも、興味深かった。

たまに、「耳年増」的な未熟者もいる(たぶんわたしはその例か)。

そういう人たちは、一流のパフォーマンスをより多く聞いたり観ていて、いいものがわかる。
ただ、自分がそれだけパフォームできるとは限らない。

でも、理想が高いので、進歩する可能性も高い。
または、評論家になることもある。

さて、講評が上手になった、みなさん。

これからも機会を作って、よい朗読、よい演技を見たり聞いたりして、さらに高みをめざしましょう。

(報告 つづく)

発表会:1月7日
新年度開講:3月予定(詳細は1月7日に発表)

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