小学生クラスの進歩〜キッズブックス英語スクール

海外生活経験のある小学2年生のKくんのクラス

Kくんの課題は、読解力だ。
よく読み下せるのだが、ほとんど文意が分からず、または意味があるということに気づかずに読むだけ。

結果として、その読みは平坦で、切れる所が意味の切れ目ではないので、聞いていて伝わって来ない。

本人も、機械的に読むだけなので、読書の楽しみが分からない。
つまらなくなって、しまう。

こんな状態は、英語圏の小学生低学年に共通して現れる。
放っておくと、読書をすすんでせずに、読解力と語彙力の弱い生徒になっていく。
それが英語圏の指導者、親の頭痛の種でもある。

指導者と親が力を合わせて、文字から意味を読み取る楽しさを教えなければならない。

さて、このKくん。
根気よく、表現を考えさせ、かみ砕くようにいっしょにリードアラウドしていくと、ようやく笑顔が見え、ユーモラスなところでは大笑いもでるようになる。

水泳で言えば、ビート板がまったく外せない状態から、ビート板ではなく補助の手を差し出せば進めるという、進歩した状態になったようだ。
今学期末のアセスメントの結果を見ると、そんな「感触」が客観的に数字に表れている。

以下にコメントを抜粋したものを載せる。

なお、Reading Fluencyのアセスメントに使用した文レベルは、北米の小学校、G2。

結果:
1.読み下しの正確さ 97.6%
2.1分間に正確に読み下せる語 80語(G2 一学期目標レベル)
3.Fluency
合計12(16満点中)
4. 読解力  3(6点満点中)
5. G2レベルの語彙力 6(10点満点中)

コメント
今回の結果で一番嬉しいのが、「読解力」のアップ。
前回、G2(別の文章)で評価したときの1ポイントから、半分程度の意味がわかる3ポイントに飛躍しました。

指導陣は、小躍りしたいほどの好結果です。以前は読み下す、decodeするだけだったものが、意味を考えながら読む、また読まれた文を聞いて、意味をだいたい把握しそれを伝えられるようになりました。

1分間で正しく読めた語数も伸びました。リードアラウドで、表現を考えながら、抑揚、ペースなどに注意を向けさせ、何度も読む効果が表れて来たようです。

今後の目標は、より詳しく意味がとれるように、そして、軌道に乗って来た語彙学習の効果を語彙力で発揮してもらうこと。どちらも、放っておいてはなかなか身につくものではありません。スクールと家庭で連携して働きかけていきましょう。

以上。