リードアラウドと文法と「ビッグ・ファット・キャット」〜キッズブックス英語スクール

英語教室の中には、会話や歌詞や劇の台詞を暗記させ、「学んだ感」を強調するところがある。
「英語といったら、全部でしょ」と、わたしはかねがね思っていた。
そんなおり、2001〜2003年頃のメガヒット『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』(向山淳子+向山貴彦著、幻冬舎刊)の一節に、はたと膝を打った。

 やはり、英語は英語なのです。「英会話」というジャンルも「ヒアリング」というジャンルも存在しないと私は思います。あえてあげるとすれば、英語を学ぶということは、英語を「読む」ということです。私の周りにいる英語が「できる」人というのは、例外なく英語の文章をたくさん読んでいる人です。そして、ある程度文法も知っている人です。

でしょ!
そして、年少(初級者)のうちは、リードアラウドが有効、文字が読めるようになるために不可欠だと、わたしは信じている。

この力強い先輩の意見に溜飲を下げたわけだが、最後の1行に鳥肌が……。
そうなのだ。
4年間リードアラウドをやってきて、かなりの読解力や表現力がついてきたスクール生が近頃する質問は、文法に関わることなのだ。

そろそろ、時が満ちてきたようだ。
そう。
文法を習い、腑に落ちる時期が来たらしい。

精神的成長と、英語への興味、あとはこれまでに読んできた英語の蓄積が、文法を学ぶ素地を作るのだと思う。
そして、リードアラウド生え抜きの生徒に、その素地が!
これから、文法をある程度理解し、同時にこれまで以上に本を読み進めて行けば、鬼に金棒だ。

『ビッグ・ファット・キャット〜』で、もうひとつ、同感して強く訴えたい部分。

 「読む」ことは蓄積することです。(中略)英語も無理に憶えようとしなくても、読み続けていれば、フレーズや言い回しや無数の単語を自然に記憶してしまいます。それは多くの場合、憶えたという自覚もない「無意識の記憶」です。
 こういった「無意識の記憶」でなければ、言葉は身に付きません。(中略)とにかく読み続けて、吸収して、「無意識の記憶」を増やし続けることーーそれだけが英語の勉強法です。

さあ、keep reading and sometimes from now, let’s learn about language arts(grammar)!

◎リードアラウドを中心に総合的な英語を学ぶクラスへ、新中学生もどうぞ!

!大ニュース!
『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』の著者・向山貴彦さんが、キッズブックス英語スクールで、1コマ限りの特別授業を?!

報告をお楽しみに。

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