幼児から4、5年生位までの子どもの塾やスクールの英語に、親は復習のつもりで付き合おう。
親は子どもの英語学習に関わるものとして、どう付き合ったらいいと思うかを述べたい。
以下は、おすすめの関わり方。
・興味を示す
一番大切。
最低限、これだけはちょっと大げさなくらい示して欲しい。
塾やスクールで使ったり、話題になった英語絵本を一緒に見て、あれやこれや話すだけでもいい。
「この間読んでいた絵本、ちょっと見せて。面白そうだったなあ。読めるか読んでみたい」など、親自身の興味を示そう。
・質問する
興味を持つことにも含まれるが、具体的な関わり方のひとつとして挙げたい。
「どんな話?」
「この子がどうなるの?」
「この子、いい子なの?」
問題を出すという感じではなく、親の興味にまかせて尋ねる。
「そんなこと知らないよ」と子どもがあきれるような、とんでもない質問もいい。
「このクマ、結婚しているの?」など。
以上をしてみて、ご機嫌よさそうであれば…
・読めそうなところを、読んでもらう
「読ませる」ではないところに注意!
子どもの方が表現的に上手な場合もあるので、読んでいただくのである。
「ここって、どう読むんだろう。お母さん(お父さん)の読み方であっているかな?それとも、読み方教えてくれる?」
分からなそうだったら、電子辞書など音声のついている辞書に発音させて、親子で確認する。
読めないところが多かったら、youtubeなどで、その絵本の朗読をしている投稿を探して参考にしてみよう。
参考音源がなかったら、パソコンのOSにある読み下し機能「スピーク」などに、文章を入力して読ませてみよう。
表現は平坦だが、おおよその読み方は分かる。
もう、このへんでOK。
また、いつも覚えていて欲しいのは、子どもは一見、平等のような感じで、親と一緒に何かをするのが嬉しいこと。
間違えとか、不案内を恐れず、子どもと学ぶつもりで、一緒に過ごす「関わり」の時間を捻出して欲しい。
親子のいい思い出にもなる。
さて、思春期に入る5,6年生について。
この年になると、「ママ(パパ)、うるさい」と迷惑そうな顔をし始めるものだ。
実は、心の奥ではかまってくれるのが嬉しいのだが、もう大きくなった自分がそんな「子どもっぽい思い」を許さない。
こうなったら、親としては寂しいが、物理的には離れよう。
たとえ、子どもが英語を読むのが聞こえても、離れているわけだから「聞こえた」ことは内緒にしておく。
しかし、英語のことを気にかけていることを、ことあるごとに示す。
「今、どんな本を読んでいるの?本を見てもいい?」
それから、ご機嫌よろしく本を貸してもらえたら、親が声を出して読んでみる。
たまらなくなった子どもが、読み方を直してくれるかもしれない。
また、子どもが使っている本を片付けるふりをする。
そして、「ヘー、こういう本なんだ」などときっかけを作ったり、ちょっとした演技力を発揮する。
本当に上手いところを褒める。
こんな感じでいかが。