リーダーズシアター、講評しあう〜私立小3、4年生クラス

小3、4年生合同クラス(20人)では、英語絵本リードアラウドでも台本に使えそうな本を選んで、リーダーズシアターをしている。

先日は定番のMo Willems、Piggie & Elephant(Gerald)シリーズから、『Can I Play Too?』を使った。Can I Play Too? ( Elephant & Piggie)

リーダーズシアター指導で、何が一番難しいかといえば…
出来るだけ機会均等に役や台詞を分担させること。

登場する3役に20人を分け、全体練習をする。
後に3人又は2人(割り切れないため)グループにして、グループ練習をさせる。
そして、発表練習。

1冊を4つに分け、それぞれに3役を当てた。
3人X4組=12人。当然8人は残ってしまう。

ここで、だ。
初めての試みとして、この8人に予め「あとで、どこがよかったか、またどこをどうしたら、もっとよくなるか、講評をしてもらいます」と伝えた。

みんなの前で演じる番がない生徒は、当然のことかもしれないが、だれる。
当事者意識がないと、そんなものだ。

でも、これは授業である。
全員に同時に学びの場を提供しなければならない。

そこで、無理かとも思ったが、大人たちのワークショップでの方法を取入れてみた。
講評させること、である。

そしたらどうだ。
なかなか、しっかりしているのである。
立派な講評を述べるではないか!

具体的に「どこどこの部分」と指摘し、たとえば「字が大きくなっているところを、それらしく、大きくハッキリ読んで感じが出ていた」とか、
登場する子ヘビが「自信をなくした場面で、まるでそんな感じで読んだ」とか、どう読んだからどうよかったか、が言えるのだ。

「どこが」と指摘できるところが、本当に素晴らしい。

みんな表現というものを分かって、それを注意して聞いていなければ、出てこない講評ばかり。

うーむ、なかなかやるもんだ…。

その場でそれらの素晴らしい講評に対して、賞賛のコメントはしたのだが、今、ひとつひとつがちゃんと思い出せない。
予想外に素晴らしすぎて、興奮してしまったらしい。

教訓:
3,4年生であれば、しっかり仲間の発表を聞いて講評できる。
講評の機会は、いい指導チャンスになる。

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