英語絵本の朗読をコーチする〜リードアラウド・ワークショップ#3報告1

リードアラウドの指導者向けワークショップには、ふたつの柱がある。
朗読力アップとリードアラウドの指導法習得。

先日は第3回、『My Many Colored Days』(by Dr.Seuss)を取り上げた。

朗読力が特別に求められる絵本だ。

そこで、朗読力アップのための練習を、少々重めにした。

自己流で練習してきた上記の課題書を、ひとりずつ読むのが「朗読#1」。

Variable Controlのうち、声の高低のコントロールと、抑揚のコントロールの練習で、声を出したり表現をつける基礎練習後、本の解釈を始める。

テーマ、構成、主人公のプロファイリングなどディスカッションして、予め考えてきた解釈を固めたり、修正したり。

ディスカッションすることで、解釈が意識下にしみ込ませる。

それから、本書のテーマである「色」と「感情」を、高低、緩急、明暗などで表現し声に乗せる練習だ。

こうしているうちに、少しだけではあるが、新しい言葉に出会った子どものような瑞々しい心が、みんなの表現上に垣間見えてくる。

模擬授業を経て、最後の最後に「朗読#2」。
最初の「朗読#1」と比較して、講評し合う。

「朗読#1」では、以下のようだったみなさん。

すらすら読み下していても、聴衆に中身がよく見えてこないひと。
主人公の姿が表面的にしか表現できてないひと。
その姿に違和感が感じられるひと。
「やっつけ仕事」のような、「これでもか!」という起伏や抑揚はついていても、超然とした読み方のひと。
声のvariablesをつけていても、方向違いのところがあるひと。
主人公が定まっていないひと、
変化に乏しく、聞いていて面白みに欠けるひと、
など。

それぞれ、よくなる余地を残した朗読#1だった。
それが、最後の最後「朗読#2」では…

おお化けだ!
それぞれの講評にも、その目覚ましい変化を指摘する声が溢れた。

ただ心配なのは、その進歩が各自、自覚できたか、ということ。
褒められても、どこがよくなったのか、自信がもてないひとがいるかもしれない。

そういうひとは、今度、ぜひ、録音して比較してみることだ。
「To listen is to believe」。