「Hi!」の訳は「やあ!」?〜生きのいい訳をつけたい

子ども向けの英語指導の手引きが、ある新聞に載っていたので、ちらっと見た。

「英語であいさつをしてみよう」みたいなトピックで、カラーイラスト付き。
「Hello!」「How are you?」などが、マンガっぽく描かれた男女数人の子どもの絵の上の、日本語訳付き吹き出しに書かれている。

そこに「Hi!」があった。
女子の台詞として、吹き出しには「Hi!(やあ!)」。

いままで、女子小学生が「やあ!」って挨拶したのを聞いたことがなかったから、そこでわたしの目は点に。

日本語は時代性と男女差もあるから、英語にあてるのが大変だ。
でも、「やあ!」とは挨拶してないなあ。
おまけに女子なら過去も現在も。

男子は、古い日活映画、石坂洋次郎原作『陽のあたる坂道』の石原裕次郎あたりが、「新しい時代」という感じで使っていたけど。
今は昔。
1958年の映画だし、裕次郎だし。
その世代のおじさん語?

英語を自習していた小6の頃の自分を思い出した。
何にも英語のことを知らないし、本に書いてあることはみんな正しいと思っていたから、「Hi=やあ」と思い込んだだろう。
とすると、「やあ」は普段自分は使わない言葉だから、「Hi」も使わないようにする。

「Hi」も「こんにちは」でいいのでは。

リードアラウドで、さらっと意味を言うときがある。
そんなときは、なるべく違和感のない、こなれて生きのいい日本語にしたいものだ。