フリーランス通訳者として活躍している高松珠子さんというひとがいる。
日本外国特派員協会の記者会見通訳を数多く手掛けているので、橋元大阪市長の横とか、浅田真央さん、羽生ゆずるくんの会見時に横にいた人と言えば思いだすかもしれない。
いろいろ通訳の仕事の内容や、苦労をインタビューで話している。(前編)
特に、これから英語をどう使っていくかを考える年頃のみなさんや、親御さんに興味深いと思われるのが、この後編。
英語を、一部の人だけに使わせていては、もったいない。
それはまるで、インターネットを一部の人だけが使っているような状態だろうと言う。
英語を使えるということは、「大きな図書館の鍵をもらったようなもの」とも。
そうだ!
それがあれば、どれほど多くの知識にアクセスできるか。
かなり英語が楽になった近年のわたしも、この高松さんと同じ気持ちだ。
ひとりでも多く、この鍵を手にして欲しい。
また高松さんは、具体的な英語力向上のための提案をしている。
これにも、同感。
それは…
英語で作られた映画やTVを、英語の字幕で見ること。
日本語吹替え、日本語字幕はなし!
DVDのかなりのものは、英語字幕を選べる。
現在、わたしが英語学習の助けをしている大学生には、休み中は1日1本、映画(英語字幕)鑑賞を義務づけた。
嬉々として「義務」を遂行している。
大学生の場合は、語彙と耳にまずは、効果があらわれている。
小学生や幼児は、おそらくセンテンスがゴロっと頭に入るのだろう。
この方法は、北欧、たしかフィンランドの子どもたちの英語力を作っていると、以前、教育学者のレポートで読んだ。
そこでは、吹替えなしの英語字幕でTV番組を見ているので、自然に英語力がつくのだそうだ。
リードアラウドを初めて1年以上たったら、そろそろ文字をひろい読みが出来る。
ディズニーでもピクサーでもかまわない。
吹替えなしの英語字幕で映画(DVD)をどうぞ!