寺子屋式(?)で英語〜キッズブックス英語スクール

本年度のキッズブックス英語スクールは、今まで以上に「混成クラス」。
江戸時代の寺子屋に習ったというか、これまで書店でのリードアラウドに習ったというか、幅広い年齢の子が一緒に学ぶ。

混成にしているわけは、いろいろある。

日本の子たちの英語は母語ではないので、たとえ同じ年でも力がまったく違う可能性がある。
精神年齢は下でも、英語力はそれまでの英語経験で、若い子が年上を上回ることも多い。
とくに、発音などは年少者が抜群に上手かったりする。

リードアラウドで使うのは名作といわれる質の高い絵本だ。
よって、質が高いので、幼児から大人まで年相応の楽しみ方ができる。

書店などで、幼児の天性の表現力に舌を巻くことがよくあったが、表現力は、年とはほとんど関係ない。
小さい子の上手な表現に、大きい子が触発されうまくなるのも目の当たりにした。

ただ大きく違うのは、自己コントロール力。
幼いと、集中できる時間が短い。
ときどき、書店では途中で3,4歳以下は「のびて」、ご退場ということもある。

そこで混成にするよさを最大限にいかそうと、「のびる」ぎりぎりの30分刻みでクラスをずらす、という奇策を考えた。
3-7歳のクラス、小学生中学年クラス、高学年・中1クラスが重なり合う時間を持ちながらスライド式に進む。

各自が何時まで残るかを心得ていないと、電車ではないが慣れるまで注意しないと「降り忘れ」が出て、気がついたら、3時から6時まで英語をしていた……なんてこともあるかも。

さて、この新方式の第1回目が終わった。

シネジーとでも言うのだろうか。
力が絡み合っていいことが、起こり始めた気がする。

それまでの70分は、ぎりぎり限度の感じだった3歳児が、後半の混成クラスまで、まるで1,2歳年長になったようにしっかりやれた!

解釈に関する発言もどうどうとし、読み方もみんなの手本になるほど上手いところが。

リーダーズシアター風に読み合う立ち稽古ではいくつかチームに分かれた。
どの組もかなりいい出来だったが、中でも小1と中1の組、これが凄かった。

表現もいいのだが、この「年の差カップル」ようすときたら、ひととの付き合い方の見本のようだった。

それぞれ、「どこどこがいい」と的確に認め合う。
小1は中1を仰ぎみて、できるだけいい表現をしようと頑張る。
中1は小1の頑張りを認めると同時にそれに刺激もされ、さらによくしようとする。

いやー、実にいい光景だった。

こうして、1回目が終わった感想で言えば、うまくいきそう……。
あ、そうだ。
この立派な小1さんは、体験入学者だった。
入学してくれることを祈ろう。

こう、書きながら思い出した。
わたし自身がアメリカの大学や大学院で、こんな年齢的混成クラスを多々経験したことを。
学問的広がりや深まりと、「人とは」を学んだ素晴らしい思い出だ。

そんなことが、今頃わたしのなかで目をさまして、今日この頃の発想に繋がったのかも知れない。

P.S.
この日、みんながハッピーだったわけではない。
ひとり、「ちっちゃい子といっしょはイヤ!」と激しく抵抗する生徒がいたのだ。
途中、あきらめたのか、混成のよさを分かりだしたのか、ちゃんとクラスに参加し笑顔も見えたのだが、最後はまた抵抗……。

その場で、その生徒に直接、説明をする機会を持てなかったのが悔やまれる。