リードアラウド指導の秘訣ひとつ:今さらですが

もう足掛け10年やってきているリードアラウド。
簡単で、効果がすぐに実感出来るある秘訣を、まだ「秘訣」として発表していなかった。
「秘訣」と言うには、あたりまえのことかもしれないが。

それは、生徒・参加者の席の並べ方。
Uの字、またはコの字にすること。

この形にすると、生徒の「授業」(リードアラウドのセッション)への関わりが濃くなる。

指導者は、そのUやコの字の内側を端から端までよく動くことで、生徒ひとりひとりに、瞬間的にでも1対1で対応出来る。
指導者が自分に個人的に指導している、と思うことは、その生徒にいい刺激になる。

絵本をひとりひとり持っている場合、開けているページや、指でなぞっているところを指導者が一望でき、ついてきていない生徒を見つけ指導しやすい。

ひとりひとりの声も聞きやすく、指導者も生徒の真ん前に立て、声も聞かせてやりやすい。

もちろん、席の形はどうであれ、リードアラウドはやりようがある。
そして、そうやってやってきた。
だが、簡単に、よりいい学習環境になるのなら、そうすべきじゃないか。

なんとなく、あまり強く意識しないで、これまでとっていたUやコの字型の席の形。
今さらだが、そのよい効果を再認識し、これから意識的に、出来るところではそうしていこうと思う。

こんな「秘訣」だが、物理的条件がそろっていたら、お試しあれ。

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