英語絵本朗読、リードアラウド指導、はじめの1歩は

大人を対象に、英語絵本の朗読や指導法のワークショップを開いている。

英語絵本の朗読を集中的に学ぶクラスを受講した、私立中学・高校の英語の先生の感想が、興味深い。

声の出し方、朗読での気持ちの込め方、そして自分の発音の聞こえ方などに、新しい発見がたくさんありました

特に興味深いと思ったのが、この3つ目の発見。
ここで「発音」といっているのは、読み上げた語・句・節または文の聞こえ方のこと。
その人の「読み」が持つニュアンスだ。

本の文脈とは関係なしに、「単体」として英語を読むと、その人の癖がでる。
癖なので本人は無意識なのだが、言葉は「気持ち」とか「情報」を乗せている。

感想を寄せてくれた先生の場合は、彼女の英語バックグラウンドを聞いて納得。
リラックスした感じ、またはそれが進んでちょっと「投げやり?」とわたしがコメントしたりした、ニュアンスだ。
それは、高校時代に留学した南部アメリカの、独特なイントネーションがかすかに現れているらしかった。

これは珍しい例だったが、よくある癖は「教師口調」。

「みなさん、さあ、わたしについて、次の文を読んで下さい。いいですか、1,2,3……」
この指導口調とも言える口調を、文で表すのは難しいのだが、よくある英会話教則本の「repeat after me」のあとに続く無機質で文脈と関係のない抑揚がついた言い方、とでも表現しようか。

どんな「聞こえ方」をしているかは、なかなか本人はわからない。
何人かに指摘され、録音を何度か聞き比べ、やっとわかる。
絵本朗読の上達は、そこから始まる。

ワークショップ初回で、自分の英語の「聞こえ方」を「発見」してもらえると、とても嬉しくなる。