「演じる感覚」磨きとリードアラウド:大人編

新聞の「シルバー」セクションに、シニアが「舞台に立つ」というコラムがあった。
そこに目が行くのは、自分が「シルバー」だからか。
その見出し、「演じる感覚 即興で磨く」が飛び込んだからか。

どちらにせよ、
リードアラウド指導者である大人たちに、役立つことが書いてあった。
ある劇団のけいこについてだ。

「観客席に届く声を出すには腹式呼吸が肝心」
そうそう。
これは大人向けのリードアラウド、絵本朗読ワークショップでやっている呼吸の練習と同じ。
「吐く息に声がのっていくのがわかる」ためでもある。

「相手の表情を読み、相手の動きにタイミングよく反応する」
「心を解放し、感覚を研ぎ澄ませる訓練」
をするのも同じ。

「劇とは舞台の上でのコミュニケーション。こんなけいこを通じて相手をよく理解し、自分を変えていくことが快感になれば、しめたもの」

「意固地になって、自分のスタイルを変えるのがイヤという人はお芝居には向かないようだ」

そうそう。
リードアラウドの場合は、「相手」はたいていは子どもたち。
「コミュニケーション」は「指導」でもある。

「心の解放」、これが大人にはことのほか難しい。

「意固地」ではないと自分では思っていても、
実は殻を作っていたり、自分の癖を客観的に見られないことがある。
これも、ひとから見たら意固地に見えることにも気づきたい。
「もう、今更いいです」
と思うのが大人なら、リードアラウド指導者は子どもを見習いたい。

「自分が変わる」のを見るのは、爽快。
子どもたちと、コミュニケーションがとれたという感覚は、快感。
「感覚が研ぎ澄まされる」のは、刺激。

リードアラウドのよさを、「大人の勝手」的に言えばこんなだろうか。
「子どもの迷惑」にならぬよう、指導と言う使命も忘れずに精進しよう。