『英語ノート』はご存知ですか

英語のコミュニケーションを学んでいるという東京の大学院生から、興味深いたよりをもらった。
日本生まれのカナダ育ちで、高校から日本の学校に通ったとのこと。
現在、修論を書きながら、小学校や幼稚園で外国語活動のアシスタントなどをしている彼女が、ざっくばらんに書いてくれた。

  今学校で使われている「英語ノート」はご存知ですか?
  あのノートを見て私はびっくり仰天でした。あのノートを使ってどんなふうに「コミュニケーションの素地を養う」つもりなのか。と日々感じています。
  嫌々それを使って小学校では授業を行わされていて、それはそれは苦痛です。
  先生方もアシスタントの使い方があまりうまくなく、いてもいなくてもいい状態(つまり発音だけ)であることが多々あります。(引用終わり)

そんな彼女が「絵本を朗読のみならず何回かの授業に展開させてより活発で刺激的な授業を目指し」調べているうちに、このリードアラウドのページにたどり着いたというわけ。

彼女のたよりを読んでいるうちに、先日、書店の洋書売り場で聞こえてきた若いパパとママの会話を思い出した。
  ママ「うちの子も、こんなステキな本を読むようになるのかしら」
  パパ「今は小学校で英語を教えてくれるから、そうなるだろ」
  ママ「いいわねえ……」

小学校の英語教育を、親たちの期待に応えるものにするには、誰が、どうしたらいいのだろう。

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