初めての英語、初めてのリードアラウドと子ども

『声に出して読む英語絵本 初めてのリードアラウド』でも、何度か言及したが、子どもをリラックスさせることが、英語絵本を読むことを楽しいと印象付ける要だ。

「リラックスする→頭に英語や本の内容が入る→わかる→楽しい→その英語絵本が好きになる→英語に興味を持つ」という連鎖反応を、リードアラウドでは狙っている。

先日のスクールでは、英語を読むのが初めてという体験生ふたりを迎えて、そしてまた書店では、いつものことだが、リードアラウドや英語が初めてという子たちを交えてのセッションがあった。
共通するのは、子どもたちの緊張感。

子どもが緊張して恐る恐る英語絵本を手にしているのを見ると、わたしのなかの「チャレンジ・ボタン」が押される。

絶対、この子たちを笑わせるゾ。
笑いはリラックスの象徴なのである。

まずそのために、初めての子にできることを創る。
たとえば、繰り返し部分の読みだ。
Guess What?では、Guess!と、Yes!が、何度も繰り返される。
この2語の読みがとっかかり。

大切なのは、「できない自分を気遣って、先生が簡単なところだけ指した」と思われないように、うまく振ること。
リードアラウドで、実に都合いいのは「感じを出して読む」という約束事だ。
これまで英語をやってきた、またはもうリードアラウドに慣れている子でも、「感じ」がつかめていない読みはする。
だから、そういう「先輩」たちにも同じ箇所を当てて、感じを出して読ませる。

先日の書店イベントでは、David Gets in Troubleを使ったので、「David」の読み方や言い方がとっかかりの役目を果たしてくれた。
叱るDavidのママの、「David!」の言い方が場面場面で違うので、繰り返しがいがある。
また、タイトルを色んな読み方で読む練習もしたので、タイトルの4語も自然に読めるようになった。

大人にさえも「感じが違う」などとダメ出しをして何度も繰り返すうちに、初めて参加した子も、すっかりくつろいできた。
「Excuse me!」とDavidが叫ぶ場面では、店にみんなの大声が響き渡った!
そして、Guess What?のクラスでも、Guess! とYes! で、新人たちの元気な声が聞こえた。
フッ〜。

P.S.
課題はある。
Guess Who? のクラスで、この本がこの日で3回目の子たちの「飽き」への対応。
現在作成中の、来年度のカリキュラムで、うまくこれを解決させたい。
1冊の本を3回連続で学ぶというスタイルから、平均2回にするかも。