リードアラウド(RA)の指導の肝に、双方向型指導がある。
生徒は座ってただ説明を聞く、という授業ではなく参加する。
参加させるためには、指導者はまず生徒の緊張をとること。
そして「豊かな表現」を導くには、感情をある程度、解放させること。
そのために、シアターゲームが有効という気持ちが、日々強くなっている。
今回も、指導者自身の表現のための演習として、そして同時にそれを生徒にも使える幾つかの、シアターゲームをした。
そこでまた、発見をした。
シアターゲームでの学びは、大人も楽しめる
ということ。そして、効果が望めるということ。
滑舌は、RA指導者の一つの表現技術。頭ではなく身体でのみ習得できる。
また、一時できても、放っておくとまた錆び付く。これまた筋肉トレーニングと同じ。
時々やらなければならない。
今回は、初めてゲームで滑舌演習をしてみた。
Bippity Bippity Bopというゲーム。
英語圏の人達には、特に滑舌のゲームという意識はないが、わたしが初めてアメリカのImprovisation workshopに参加した時に「これ、tongue twisterだ」と思った。
bとpとt、破裂音が続いて言いにくい。早く言うことがゲームに勝つ要素なので、it(オニ)にならないように、またはitから抜け出すために、早口でこの意味のない3語を言わなければならない。
得て不得手があって、なかなかitにならない人もいるのが、難といえば難だが、itがうまくなればみんな、いつかはitになる。
ゲラゲラお腹が痛くなるほど笑って、楽しく練習できることが、今回よくわかった。
子どもだけでなく、大人も多分、楽しい環境での方が、学びが身につくのではないか。
別の3語のtongue twisters、いろいろあるのでそれらを使って、時々やっていこうと思った。
(続く)
参考映像