先生にとって授業は演劇、教室は舞台だなと思う。
81歳で現代の名優と言われる、山崎努さんの演技論にその思いを強くした。
「準備期間中はどう演じようかと頭を悩ませていた。しかし撮影現場ではそのプランをいったん捨てる。それが理想だ」
「演技はその場に応じて変わったほうがいいんじゃないか」
「その通りにやっても生きた演技にはならない。準備はあくまでも手がかり足がかりなんです」
「(ロッククライミングで言えば)滑落を覚悟の上で、新しい登り方をするのが、理想」
「これなら間違いないということをやっていても、それで演技が死んでしまうのであれば、観ている観客は面白くない。
むしろ滑落したほうがやっている甲斐がある」
「下手であろうが多少うまくできようが、演技はそのとき、その場のもの」
「演技」を全部「授業」におきかえると、ぴったりくる。
ということで、次回の認定講座のリードアラウド指導の仕方(模擬授業用)は、準備用にあらかじめ参加予定の皆さんに、遅くとも前日までに送っておく予定。
手がかり足がかりとして準備してみてください。