リードアラウド認定講師講座第7回:It’s Christmas, David!報告その1〜リードアラウド研究会

前回の課題書『We’re Going on a Bear Hunt』の長めのテキストと対照的な、少なめのテキストで、そして登場人物と「顔見知り」という人が多い今回の課題書『It’s Christmas, David!』。
We're Going on a Bear Hunt
It's Christmas, David!

とはいえ、「甘く見てはいけない」と機会あるごとに注意喚起してきた。
さて、みなさんの予習の仕上がりは?
さすがリードアラウドの指導者あるいはto beのみなさんだ。
生き生きと叱る声、作者が設定どおり親の感じで響き渡る。

3年くらい前のワークショップであれば、みなさんの解釈そのままに、あとは声のニュアンスをつける程度で進めただろう。
でも、今はもうそれだけではない。
特にベテランのみなさんは、その程度のことは、ちょっとしたヒントで微調整でできる力がある。
そして、まだベテランの域に入っていないみなさんは、ベテランの表現からでも学べるところも多い。
だが、ここ数年は、角度を少し変えたアプローチも加えている。
さらに奥行き深く、楽しませる朗読法、それと飽きさせない指導法の習得を目指して、ワークショップも進化している。

シアターゲームもそのひとつ。
「リードアラウドの方法」ここにあり、というところ。
今回は課題書に必須の、「シーン作り」を演習した。
Davidとそれを叱る家族の立ち位置や、その日の生活、行動がどう続いて行くかのシュミレーションなどを、部屋を歩き回り身体を動かして示す。
(お疲れさまでした!)
架空の空間、時間、人々を登場者で共有してから、本文の台詞を言う。
すると、行動に有する間やそこに生まれる空気、特に大切な台詞の出だしのニュアンスなどが変化して来た。
なかったものは存在し始め、もともとあったものには深みやリアリティが加わり、見るものの興味を引くように。

動き回るだけではない。
台詞の速度、大きさも、サイドコーチに従って変える。
「regular!」「fast!」「faster!」「now, slow motion!」
「stage whisper!」「shout!」など
変えていくことで、その感覚が身体に記憶され、後の自分の読み方にバリエーションが生まれるようになる。

筋トレにも似ている。
負荷をつけること。
続けること。
違うのは、筋トレよりやっている最中にずっと楽しいこと。

さらに素晴らしいことに、指導者の表現演習としてやったこれらのゲームは、そのまま、生徒たち、子どもたちのアクティビティに使える。
他の人にも楽しさを伝えられる。

(指導法、ふりかえりは、「その2」で)