「Yes, and…」で応える〜英語絵本リードアラウド指導

英語絵本リードアラウド・ワークショップで学んできた「リードアラウド研究会講師」ふたりが、『The Napping House』で子どもたちにリードアラウドをした数日後の昨日。
今度はわたしが同じ本で、私立小学校3、4年生に指導した。
The Napping House [With CD]
自分の指導を、先日のふたりの指導と対照しながら、客観的にreviewしてみて、あることに思い当たった。

子どもが楽しそうにたくさん発言するのだが、その扱いに特徴がみられる。
まず、発言するほうも、わたしも楽しんでいる。
「何でも言っていい」という雰囲気が出来ている。
発言のあとに、それを「利用した」方向付けがある。

発言を促し、それを「利用して」解釈に繋げる、というのが特徴的だ。

パターンとして、
「そうだね、それなら〜でもあるね」
「あ、そうか。そしたら〜みたいに、なるかもね」。
こんな言い回しが、よく使われている。

分析すると、まず、発言や意見をacceptして、それから、その発言をもとに、より適した方向に話を向ける。

これ…
英語にすれば、「Yes, and…」と言って繋げている?

そして思い出した。
即興力を磨くTheater Gamesの練習に、「YES, AND」というのがあるのを。

人は、気がつかないうちに「No, but…」という発言を多くしているものだ。
特に先生と呼ばれる人々は。

学生時代を思い出してみる。
尊敬していた先生は、「Yes, and」が多い人。
記憶から消えてしまった先生は、たいてい「No, but」を言う人だったような。

しかし、しかたない側面もあるのはわかる。
「教える」ということが、「No, but…」を言わせる誘惑の多い行為だから。

だが、RAは違う。
違わなければ、RAではないと言えるかも。

RAの指導の練習に、「YES, AND」の練習は有効に違いない!!!

参考:
こんな記事もある(Yes, And…のアプローチが、エゴを抑え、より心を開いた人間に導き、可能性も広がる、らしい。)

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