子どもの本のこれから

電子書籍が珍しくなくなってきた今日この頃。
子どもの本の未来図は、どんなだろう。
Book Patrol』という本の文化を讃え守るサイトにある「The Future」を見た。

●iBooks 2
Appleは、子どもの読書のスタイルをこの器機を使って、現代風にしようと計画中。
選択肢、そしてinteractive化が進みそう。

●Electric Type, Oceanview Media, iStory Times
スマートフォンで読める古典児童文学の新Appを開発。

●Reading Rainbow
かつて公共TVで放送していた読書・読み聞かせの番組が、iPadの新Appを開発中。

●Disney Digital Books
会員にディズニーの古典的物語を見放題に。

●E-readers
キンドル、iPadなどのE-readersで児童書を読むのがもっと盛んになる。
現に、2011年にはヤングアダルト本の25%は、この形で読まれている。

●e-textbooks
2012年米国教育省長官は、2017年までに学生全員に電子化した教科書を持たせたいと発言。

これらが、最新の動き。
以上から、「子どもの読書は電子書籍」というのが当たり前になるのは、もう目前のようだ。

リードアラウド関係者が気になる、本の音声は?

本の音声化は、多分電子書籍なら100%。
でもそれは機械が読み下す音声のはず。
どんどん進化して、「いい声」にはなるだろうが、人間味は人間にかなわない。

では人間の朗読はどうしたらいいかといえば、ただ正確なのはお払い箱。
機械にはかなわない。

深い味わい、で人間力を示す。
読む立場としては、深い解釈に基づいたFluent reading。
その場、その時で微妙に違う人間味。

インスタント・コーヒーがあるのに、豆から出すコーヒーがすたれないようなこと。
「アロマ」がある朗読、その「アロマ」がある指導者を目指したい。

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