「先生、わたしは子どもだから英語なんて無理!」

公立小学校の放課後英語クラス。
2年生の頃はピチピチ跳ねていたが、4年生になって体がぐっと大人っぽくなると同時に、自意識が発達し始め、目の表情がちょっと暗くなった少女がいる。

Beasty Story を、4年生の3人組にReaders’ Theater形式で下級生に読んであげようと、練習させていたときのことだ。

その少女には、読み方をすぐに忘れてしまう語句が2,3あった。
発音を含めて、何度か口移しのように教えていた。
忘れてしまう自分に嫌気がさしたのか、
「先生、わたしは子どもなんだから、英語なんて無理!」
と言い出した。

あへー!
「子どもらしさ」に、ひっくり返りそうになった。
子どもって、ものを知らないのだ。

「そのせりふ、大人がよく言うもんだけどなあ。英語や語学はね、子どものほうが上手になるの」
と伝えたのは、もちろんのことだ。

さんざんせがまれて練習した後、
「家でも練習したいから、この絵本貸して」
この子や他の子も。
嬉しいことを言ってくれるじゃありませんか!