新年1月29日Rhyming Dust BunniesでLet’s Read Aloud!

新年は29日日曜日9:45から、表参道のクレヨンハウスで「リードアラウド始め」。

そこで、指導者向けワークショップの2011年お楽しみ発表会で、Rhyming Dust Bunnies のReaders’ Theaterに出演した指導者のみなさんへ。

この日、デモンストレーションとしてDust Bunniesの役募集。
書店でのリードアラウドの雰囲気が、出演者側から見られます。
新年早々なので、どのくらいお客さんが来るかわかりませんが、わたしのリードアラウドをジャック(Read-Aloud-jacking?)しませんか。
子どもたちに、この絵本で初笑いをプレゼント。

2011年WS参加者の中から、希望者先着4人。
わたし、またはキッズブックスまで「Rhyming Dust Bunnies出演希望」とメールを下さい。
あの日のみなさん、全員素晴らしかった!
また、お客さんとしてご覧になりたい方はクレヨンハウスまで。

NYタイムズと小学生

今朝のNYタイムズの記事の一文に、
…the new leader looked over the snow-covered plaza, where people stood in neat rows.
既視(読)感がした。

ああ!
12月の発表会前に小学3年生と何度も練習したLittle Blue & Little Yellow http://bit.ly/nDDGTQの中に、
in school they sit in neat rows
こういう一節があった、あった。
それが、北朝鮮の新リーダーの様子を伝える記事のなかでゴロッと出てきて、記憶の糸がたぐり寄せられた。
今更、まるで自分がリードアラウドのスクール生になったような、「英語が分かる」追体験をしたようなものだろう。

絵本といえども本は本。
物語という文脈のなかで、意味ある語句や節を学ぶことになるので、忘れにくい。
スクールの小学生クラス、生徒の英語歴18ヶ月だが、NYタイムズの少なくとも上記の一節を、Little Blue & Little Yellow http://bit.ly/nDDGTQとWhere the Wild Things Areなど繰り返しリードアラウドしてきた力で、音読はもとより意味も、もしかしたら7割はわかるかも。

ちまたの広告で目にする「小学生で英検2級!」より、「小学生でNYタイムズ!」って聞いたら、その英語力についてずっと説得力あるなあ。
そんな子たちに育ててみたい。

2012年指導者向けリ−ドアラウド・ワークショップは

●2月25日に特別版を1回。
これは絵本のリードアラウド指導とはどういうことか、の紹介編。
イントロダクションのワークショップだ。
「まずは、どんなものか覗いてみよう」と、概要を知りたい指導者のみなさんに応えられるものをと計画した。
2011年の前半から参加したOGはこれを飛ばして。
2011年のOGでも、後半からの参加者で、何か聞き逃している気がしていたら、このイントロダクションもどうぞ。

●2012年3月24日から毎月1回土曜日13:30~16:40、全10回。
10回目の12月は2011年同様、お楽しみ発表会。
ここで9冊の本のリードアラウド指導法と、それに必須の朗読力を磨く。
本のレベルは、指導対象である子どもの英語レベル、入門から上級まで(拙著『声に出して読む英語絵本』参照)。
指導者のみなさんに指導要請の多いと思われる初級と中級をそれぞれ3冊、そして入門2冊、上級1冊という構成で、本はすべて2011年と異なる。

●2012年は、3時間のワークショップでの時間配分を、朗読法と指導法養成をほぼ半々に。
また、参加者に配布しているオリジナル指導計画書はさらに具体的に、想定場面での指導者のせりふ(指導)なども、出来るだけ書き加える予定。

新年早々には、キッズブックスのウェブページに詳細を掲載します!
とりあえず、決めたことのお知らせです。

「ムニャムニャ」はリードアラウド魔法の呪文@初めての書店

先日は初めて横浜みなとみらいの紀伊國屋書店で、リードアラウドの催しがあった。
定期的になっている場合は「おなじみさん」が混じるので、参加する子どもを包む空気が、多少和んでいる。

しかし、今回のように初めての子どもがほとんどの場合、空気は張りつめている。
リードアラウドでは、まず、この緊張した空気をより和んだものに変えることが重要と考える。

「楽しんでいる時に、学習効果が上がる」ことは、経験的だけでなく科学的にも明らかになっている。
そして楽しさを感じられるのは、リラックスしている時なのである。

—英語なんていう「ちんぷんかんぷん」の文字で書かれた本を読むなんて、自分にはできない

会場や教室に早く着いている、リードアラウドが初めてという緊張した面持ちの子たちに尋ねれば、大抵こういう趣旨のことを言う。
緊張しているのだ。

そこでリードアラウドでは、緊張が吹き飛ぶ呪文のようなもの、
「ムニャムニャ」を紹介する。
リードアラウドの4つある約束のうちの1つ、「読めないところはムニャムニャですます」の「ムニャムニャ」である。

こうわたしが会場や教室で言うと、何人かの大人の頭の中にアドレナリンが放出され、「何を不真面目な」と「きっ」と硬直するのを感じる。
—まあまあ、そうムキにならないで。Relax、relax、結果を見て下さいよ。
と、わたし。

一部の大人がそうなっている時に、多くの子どもの顔は「ふにゃ〜」とリラックスするか、「?」顔になる。
そして、その約束を絵本その物を使って、デモンストレーションし終わるころには、「?」顔がほとんど消えて、みんなが「ふにゃ〜」、笑顔も浮かび出す。

この日も、そうだった。
指導者として、この変化を見られた時に、幸せな気持ちになる。

「ムニャムニャ」混じりの子どもたちと読んだあとに、ひとりひとりに読ませるが、ここでもうひとつ、リードアラウドが大切にしていることを実行する。

それは「助け舟を出す」こと。
日本の子どもは特別に、恥をかくのを嫌がる。
だから、恥をかいたと感じさせないよう、「手伝うよ」と言って自信がなさそうな子(ほとんど)と、指導者が声をかぶせるように一緒に読むのだ。
「先生が一緒に読むから」と小声で伝えるだけで、本当にほっとした顔をする。

「ムニャムニャ」混じりでもよくて、先生も一緒に読む。
これを子どもたちが実感するだけで、緊張がとけて、次第に会や授業が相互的、対話的になるから不思議。

おまけにこの「呪文」、会や授業が終わる頃には聞かれなくなってしまうことも多い。
少なくとも、その場では読めるようになるのだ。

そして、それを定着させるのに、リードアラウド4つ目の約束が必要になる。

緊張が緩んで、楽しさが醸し出された頃、そう、ちょうど1冊を読み終わった頃だ。
指導者は演技過剰気味に、darkで、おどろおどろしい声を使ってこう言う。
「最後の約束!24時間以内に、家のだれかに読んであげなければならない!」

この時の、子どもの反応も楽しい。
一応、その声に驚いて、困ったような顔をする。
そして素直に、真剣に誰に読もうか考える。
それを見守る大人たちの顔も、すっかりリラックスして笑顔だ。

この日の横浜の会も、和んだ空気に包まれた……。
いい会を準備してくれた書店のみなさんに、本当に感謝。
書店が持ついい空気、その書店の伝統にも感謝。

読了後の質疑応答も、実に積極的で真剣だった。
なるほどと思う質問が続いた。
どうか、みなさんにわたしの応答が、そして会が有意義なものでしたように。

ちなみに、使用した絵本は、今や初心者用リードアラウドの定番、Cat the Cat, Who Is That? By Mo Willems.

年忘れリードアラウド発表会

今年度の指導者向けリードアラウド・ワークショップ2011の締めは、お楽しみ発表会。
発表会を入れて10回のワークショップ、絵本を9冊学んだ。
その中から、各自が読みたいものを選び、ひとりで読む・朗読劇形式で複数人で読む・途中「模擬授業」と称した余興・同じ本(Merry Christmas, Big Hungry Bear!)を十人十色の脚色で競演、という構成。

ピアノの発表会にしろ、日舞などにしろ、発表会は自己満足や「家族満足」でありがち。
他人の聴衆としては、あまり楽しめるものではないが、そこをちょっと工夫し、聴衆も楽しめるようプログラムを考えた。

ちょっとだけの「先輩」としては、驚きの連続!
全員この日が最高の出来だったのだ。
それまでのいくつかあった課題を、けろっと乗り越えた人もいる。
それぞれ忙しい日々に、どれほど練習を積んだのか。
練習も回数だけではなく、質がいいものだったのだろう。
敬意を表したい。

じっと聴いていると……
言葉ひとつひとつにイメージが浮かぶ。
言葉がより立体的になった。
声に艶がでた。
わくわくさせる間やリズムがある。
まるで浅田真央選手にとっての「3回転トリプルジャンプ」のような、果敢な挑戦をした人もいる。

そんなみんなの朗読に、たびたび引き込まれるた。
この分だったら、英語絵本で子どもの耳目を引き、楽しませ、読解を深めることができそうだ。

発表者はもちろん緊張していたに違いない。
しかし、リードアラウドのモットー「楽しむ・楽しませる」が、身に付いたのか、とてもリラックスして見えた。
聴衆として、よく笑せてもらった発表会だった。

みなさん!
みなさんの姿勢に、多くを学びました。
そして、子どもたちのことを一緒に考えて下さって心強く思いました。
どうもありがとうございました。

(2012年度のワークショップの内容は、新年早々に発表予定。
ブログ、キッズブックスHPなどでご確認下さい)