英語絵本朗読:初級クラス予定

ここしばらくの予定は、以下のとおり。
3月いっぱいは、自由が丘教室で。
4月からは、教室が変わります!二子玉川新教室で。
時間は土曜日の10:30〜12:00

申込みはコチラから

上達の目安としては、約1〜1.5年継続と練習で、最初の「上達ステップ」を上がるかたが多いようです。
個別指導に近い小クラスです。 

2月4日
I Went Walking
I Went Walking
『I Went Walking』

2月18日
Goodnight Moon
Goodnight Moon
『Goodnight Moon』

3月10日
David Goes to School
David Goes to School
『David Goes to School』

3月24日
Piggies
Piggies
『Piggies』

4月以降の予定
Tough Boris
『Tough Boris』

How Do Dinosaurs Say Good Night?
『How Do Dinosaurs Say Good Night?』

先生、英語絵本は言葉を大切に読もう

80歳になった高倉健さんが、今朝の新聞のインタビュー記事でこう言っていた。

「〜中略〜『久しぶりにきれいな海を見た』という(註:セリフ)のがあって、台本を読んだ時、僕は『つまんないセリフだな』と思った。しかし、本番で大滝(註:秀治)さんがおっしゃったのを聞いて、言葉の深さに気づいた。〜中略〜僕が何十回台本を読んでも何も感じずにいたセリフを、大滝さんが話すと、1字も変えていないのに意味が出てくる。〜中略〜まだまだ一生懸命やろうと思い直しました」

英語絵本を読む心構えに通じる言葉だ。
わたしが、絵本朗読初級クラスや、指導者向けリードアラウド入門本格的に学ぶ通年のワークショップでも伝えようとしているのは、健さんが言っていることと繋がることなのだが、

「何も感じずに、本文を読まないで」
ということ。

何かを感じ取って、その感じで、文を「話す」。

指導者だったりする大人たちが、子どものリードアラウドに負けている場面を、書店のリードアラウド会場などで目の当たりにすると、危機感さえ感じる。

先生!もっと言葉を大切に。
ただ正確に読むだけなら、もうそこまでコンピューターが追いついている。
先生自身がまず、英語絵本から、その中身を感じ取って、それを表現しなければ、絵本の魅力を子どもに伝えられない。

リードアラウド後、小学生俳句を一句

紹介せずにはいられない、リードアラウドの感想文つづき。

「わたしは、いっしょにえいご(リードアラウド)をやっていると、外国人になった気がしてとても気持ちがはずみます。〜略〜えいごでわからないけれど、大しま先生とやると おはなしがにぎやかになります。そして、わたしのこころが はずみます。」

この続きが、凄い!

「はいくを作りました。

えいごをね、
もっとおしえて、
わたしにね

です。」

最後にもうひとつだけ。

「〜リードアラウドをつづけて、よかったと思うことは、えい語に自しんをもてるように、なったことです。いくら、えいごがいえても、自しんをもてなきゃ、わたしは、ダメだと思います。リードアラウドは、もにゃもにゃありだから、まちがえちゃうかもという心ぱいがなくなります。だから、それを、つづけていけば、もにゃもにゃはしぜんになくなって、えいごに、自しんをもって、言えるように、なっているんだと思います。〜」

小学2年生が、ここまで英語のことを真剣に考えている……。

リードアラウド、子どもたちの感想

リードアラウドをして、子どもは何を思っているのだろう。
わたしとのリードアラウドの感想文を読む機会があった。
いくつか抜き出してみたい。

Rhyming Dust Bunnies 感想文

「ゆかいなほこりたちが いんをふんでいて(Bobをぬいて) Bobだけはみんなにきけんを知らせます。〜略〜やっぱりBobが一番すきです。四人(人?)の中では一番れいせいだからです。もちろんほこりは好きではないですけれど。
 本物のほこりがいんをふんでいたらちょっとこわいです。
 四人がそうじきにすわれていたら私はBobだけ助けてあげます。
 〜略〜このような面白い本をしょうかいしてくださったり英語のふんいきの表し方を教えてくださり、ありがとうございました。」
(驚きの、3年生感想文)

「 〜略〜『オチ』がおもしろくて、最後の部分を読むと笑ってしまい、発表する時は、読み方を少し工夫して読みました。
 声の高さが変わる場面や、そうじきの音のような、変な音をださなければいけない場面もありました。
 そのそれぞれの場面やじょうきょうにおうじて気分や声色を変えないといけないところが大変な部分でした。」
(指導者顔負けの、4年生感想文)

Madeline 感想文

「〜略〜えいごの文も多くてむずかしいです。わたしは、(むずかしいなあ。でもがんばろう。)とおもいました。〜略〜とらをからかう”Pooh-pooh”のところが、とてもおもしろかったです。〜略〜おもしろかったので
(またやりたいなー)とおもいました。」
(大人気のpooh-poohファンを代表して2年生感想文)

「(註:マドレーヌの)ほかの友だちみんなも おなかいたいふりをしたので あんまりいいことだとおもいません。」
(内容を真剣に考えてくれた2年生感想文)

Cat the Cat Who Is That 感想文
「おおきなこえで げんきにいうことが たのしかったです。〜略〜いろいろなこえを だすのが むずかしかったです」(1年生らしい感想文)

「さいごは うちゅう人で、〜略〜そのこのせりふを、ぼくは、いいたくて、いつも手をあげていました。たのしかったです。」(大人気の宇宙人のせりふファン代表の1年生感想文)

リードアラウド全般の感想文

「ドキドキしながら てをあげて こえにだして、ほんをよむと、たのしいきもちになりました」(1年生)

「先生のよみかたも はくりょくがあり、さいしょはびっくりしましたが、三回目でなれてきました。〜略〜よる、父にえほんをよんであげるのがたのしみでした。母は『パパより はつ音がいいわね。』といってくれました。」(1年生)

「リードアラウドには、やくそくが4つあります。その中で、わたしが(よかった。)と思ったやくそくが1つあります。それは、『ムニャムニャでもいい。』です。」(2年生)

「先生の〜略〜アクセントが、びみょうにみんなとちがっていたので、おもしろかったです。〜あんまりえいごが読めなくても、楽しく、べん強ができるので〜略〜リードアラウドが大好きです。」(ニュアンスを聴きわけた2年生)

「えいごの時間と(註:リードアラウドの時間が)ちがうことは、〜略〜リードアラウドの時は、何どもくりかえしをして読むところです。私は、えい語が上手になるまでリードアラウドをつづけたいです。」(1年でリードアラウドを初めてやって、上達を自覚した2年生)

「〜略〜むずかしいけど、みんなとよむと なんとなく わくわくしました。」(2年生)

「1年生の本は、元気よく読む本が多くて、2年生はビックリする本、3年生は感じを出して読む本が多かったです。」(さすがの分析、3年生)

「発表会が終わっても家で、母と何回も読みました。それは、英語の本を読むのが楽しくなってきたからです。2年生、3年生、4年生の3年間の(註:リードアラウドした)本を、全部読みました。
(このリードアラウドを体験しなかったら、こうやって楽しく母と読めないな)と感じました。」(リードアラウド指導者冥利につきる感想! 4年生)

(ああ、教えてきてほんとによかったな〜)とわたしは感じました。(リードアラウド指導者Oの感想)

ありがとう、みなさん。

指導者の朗読力とリードアラウド

公立小学校の午後の課外授業で、リードアラウド研究会研修生が、The Little Mouse, the Red ripe strawberry and the Big Hungry Bear を指導するにあたって、打ち合わせというか、指導者の予習に立ち会った。

リードラウドでは、始めは指導者が、最終的には生徒が、英語絵本を感情を込めて読む。
つまり朗読する。
そこで、指導者の朗読力が重要になる。
なぜそれが重要かを、今更ながらだが、こういう打ち合わせ時に感じる。

「この場面で、どんなことが起こっている?主人公の気持ちは?」
などと、絵と英語だけでかかれた本を教室で生徒たちと解釈していく。

英語がつたない生徒たちの解釈を助ける絵が優れた本を選書はしているが、リードアラウドは英語学習でもあるので、文章の理解も必須である。

そこで、
「どういうことが書いてあるのか、ヒントになるように先生が読むから、聞いてね」
などと言って、1場面またはひとまとまりの部分を朗読することになる。

ところが、ここでただ読み下したり、あいまいな解釈のまま読んだり、本の内容に合わない感情の朗読だったりすると、聞いているひとに本の内容が伝わらない。
つまり、聞いていても解釈が難しかったり、違った解釈をしてしまう。

リードアラウド指導者は、「本の内容のメッセンジャー」でもある。
この朗読、難しくて一朝一夕には上達しないが、「リードアラウド」と称する以上は、指導者として、本の内容が伝わる本格的な朗読にする努力は続けたい。

(朗報は、子どもは想像力が予想以上に豊かということと、その想像力を助ける優れた絵の本をリードアラウドでは選んでいるので、朗読力不足はある程度、指導力で補えるということ)。