スクールの親子クラス(上級)で、いい発言、面白い発言で「座布団」獲得が続くTくん。
今週も1枚!
『Clocks and More Clocks』を読み始める前に、表紙をみんなで観察。
凡庸な大人である指導者が、
How many clocks are there?
と、まあ、無難な質問をする。
絵に描かれている時計は5つなので、「5」が正解だと思っているし、3/4の子どもの答えも4。
ところが、Tくん。
「4こだよ。Mr. Higginsが持っている時計は、こっちの家にある4つの時計のうちの1つ。同じものだから、時計は4つ!」
おお!
またしても、やられた…。
絵をよく見ていない自分に恥じ入る。
確かに、1つの時計が2度描かれている。
「いくつあるか」という質問が、あいまいでもあった。
描かれた時計という意味なら、5つ描かれているのだが。
このような、細かい観察をする子どもに対し、大人はたいていの場合は鈍感。
おまけに、子どもが指摘してもピンとこないこともあるほど、鈍感だ。
少なくとも、ピンとこない「二重鈍感」にだけは、なりたくないし、そうであってはいけない。
先生、という立場ならなおさら。