リードアラウド「4つの約束」:その2「読めないところはムニャムニャ」」

子ども対象のワークショップでする「4つの約束」

1.「読んでいる文字を指でなぞる」 2.「読めないところは、ムニャムニャ(なんとなくまねる)OK」 3.「感情を込めて読む(登場人物になりきって読む)」4.「家に帰ったら誰かに(24時間以内に)読んであげる」
のうち、2.について。

リードアラウドの使命は、英語の楽しさを伝えること。緊張させたり、劣等感を持たせたりすることは御法度だ。そのためには、「まちがってもいい」「全部読めなくてもいい」という雰囲気を作らなければならない。そこで考えた仕掛けが、この2.の約束だ。

ワークショップだがら、ひとりひとりに読んでもらう場面は多い。緊張しがちなその場面では、当てた子どもがちょっとでも不安そうにしたら間をあけず(なるべく他の子どもたちに気付かれる前に)、指導者の「勝手さ」「出しゃばりっぷり」を発揮して、「いっしょに読もうか」と誘うようにする。予め、「ムニャムニャOK」と言っておくと、ほっとするようだ。当たっても、堂々と「ムニャムニャ」と言ったりする子が出たら、場が和んでいる証拠。そういう調子で行きたい。

歌を歌う感覚かもしれない。わからない歌詞は鼻歌(ムニャムニャ)にして、歌えるところだけを歌う。何度か歌っているうちに、歌える箇所が増え、そのうち歌詞をしっかり眺めて全部歌いたくなる……。「かっこいい」歌だと、背伸びもしたくなる。英語の本もしかり。(だから、「かっこいい」本を選ぶのも重要だ。)全部読めるようになるまで、自然に繰り返し読む雰囲気作り(=楽しさ)が重要だ。

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