4月からのリードアラウド予定

■4月26日(日)クレヨンハウス・リードアラウドの会 9:45-10:45
対象:子どもと大人
教材:
Green Eggs and Ham Book & CD (Book and CD)『Green Eggs and Ham Book & CD (Book and CD)』
場所:クレヨンハウス東京店
参加費:テキスト代のみ(クレヨンハウスで教材を購入)
申込方法:直接クレヨンハウス(03-3406-6308)へ

4月27日(月)ボランティア
高齢者対象のワークショップ第4回目
時間:10:00-11:00
対象:入所中の高齢者
場所:アリア二子玉川
教材:
おじいさんの旅『おじいさんの旅』
Grandfather's Journey『Grandfather’s Journey』
ボランティア参加希望は、キッズブックスまで。

5月16日(土)第3回 指導者向けリードアラウド・ワークショップ
教材:
かいじゅうたちのいるところ『かいじゅうたちのいるところ』
Where the Wild Things Are CD『Where the Wild Things Are CD』
『あおくんときいろちゃん』
Little Blue and Little Yellow『Little Blue and Little Yellow』
会場:世田谷区用賀(新玉川線用賀駅下車4分)
※現在定員に達しています。Waiting Listへの申込はキッズブックスまで。

5月22日(金) 第8回クレヨンハウス・リードアラウドの会 19:00-20:00
対象:大人
教材:
Naughty Naughty Pets: Dig, Ivan Dig!
『Naughty Naughty Pets: Dig, Ivan Dig!』

場所:クレヨンハウス東京店
参加費:テキスト代のみ(クレヨンハウスで教材を購入)
申込方法:直接クレヨンハウス(03-3406-6308)へ

毎月ブッククラブの選書と解説でヒーヒー:その1

 キッズブックスが主催するブッククラブでは、毎月、絵本からハリーポッター程度の読み物まで7レベル別コースに分けた本、2~3冊づつを解説付きで会員に送っている。多くはリードアラウドまたは、音声を聴きながら読むことを前提にCD付きを選書しているが、この選書と解説が、結構たいへんである。

 各レベル、毎月2〜3冊選ぶのは、特に「リードアラウドに適する」というくくりがあって一仕事。とはいえ、今年分はほぼめどが立ってすでに滑り出している。選書で苦しんだ後、いつも思うのは、そして”speak aloud”したいのは、「リードアラウドは選書もミソ」ということである。

 その売り物の選書、およその基準は以下のとおり。
○その本の文学性、芸術性がある程度高いこと。
読解を深めて表現するのに、もともと底の浅い本では読み手がのらない。読み手がのっていないと、それが聴き手にすぐにバレる。それでは、一緒に読んでいただけない。文章、ユーモア、構成、イラストなど、本自体の知名度とは関係なく選者が信じる一流どころを選ぶ。ただの知育系の本は、ここでたいがい選にもれる。

○文章が音読を意識したものであること。
音読、それも子どもたちを対象に、作家の磨き抜いた言葉で書かれたものを見つける。それでこそ、読みがいがある。語彙が洗練されていることや、音の美しさ、内容の分かりやすさなどが決め手。

○絵本は、英語を母語としない子どものために、絵でも分かりやすいこと。
各ページの絵がテキスト内容の説明になりうるものを選ぶ。テキストに書かれていることが、ほぼ視覚的に見られるものでないとリードアラウドは成功しない。

 こんな基準が、わたしの体の中に染み付いたようで、近頃は一読で、リードアラウドに適するかどうかを直感できる感じだ。解説を書いていて疲れてしまったときなど、ずらっと並んだわが子のようにかわいい(?)ブッククラブの本たちを眺めると、すっと疲れが飛んで行く(ときもある)。 (さらに…)

高齢者施設での「英語絵本朗読会」、3回目で空気が和らいだ!

 3月24日に、高齢者施設のアリア二子玉川で、第3回目の「英語絵本朗読会」(リードアラウド)を行った。入所者で集まったのは10人以上の盛況、そしてボランティア参加は4人!Grandfather’s Journeyの続きを読んだ。この日はこちらも慣れて来たので、やっと「気持ちを込める」読み方の練習も始められた。

 始める前の雑談中、ひとりが「この絵本はどうやって見つけたのですか。心にしみる内容で素敵です」とのコメントを下さった。うれしかった。この日は、「侍ジャパン」の野球の決勝で、男性の参加が少ないのは少々残念。

 いつものようにまず、翻訳版『おじいさんの旅』を読み、内容を確認する。そして、英語版、これまでのところをひととり読み、いよいよ新しい場面へ進む。
 初めて参加のHさん。その発音のよさに敬服。「女学校で英語を習った」とのことだが、もしかしたら、一度獲得した発音は定着するということの証明かも。例えば、homeを発音するときの口元とか、まったくネイティブ。表情が硬いことが多い方だが、「気持ちを込めて」とお願いしたセンテンスでは、ついににっこり微笑みながら読んでいただけたときは、何とも幸せな気持ちになった。

 堅く口を一文字に閉じていることの多いある男性も、この日はとても表情が柔らかになり、何度もフルセンテンスを読んで下さった。スラスラ読んでしまいがちな「バイリンギャル」がいらっしゃるが、この日は慣れて下さったのか、声に表情をつけることに成功!

 一度退場されたご婦人がいたが、気分を直して戻ってこられ、「最初から通読したい」とボランティアにリクエストしてくださったのも嬉しい場面だった。

「声を出す機会が少ないから、こうして声を出す機会をもつのは、とてもいいことよ」との発言も。実際、とても声が小さい方もいらっしゃっるが、ボランティアが耳を傾け聞いているということで、やる気が出たのかも知れない。小さいなりに読んで下さった。

 3回目のこの日は、なんとも和やかでいい空気だったように思う。これも、ボランティアの4名の協力があってのこと。みなさん、どうもありがとうございます!

指導者向けワークショップ#2、2回目とは思えぬハイレベル!その3

 第2回目ワークショップの後半の時間はメイン・テキストを使って、およそ次のように進んだ。

Where the Wild Things Are
Where the Wild Things Are』のレッスン・テーマは、ドラマチックな物語の進行と展開。そのためのポイント5つの確認。そのひとつ目の「三者の違いを際立たせる」では、全員に登場人物3人の会話部分を、際立たせるように朗読してもらった。
「かいじゅうたち」のせりふのなかに含まれる物語のテーマなどを読解したうえで、機械的な方法に偏らない、自分のなかの意識の変化で、セリフをさらに立体的なものにすることが今後の課題。

 ポイント2つ目は、「3つの舞台をそれぞれ際立たせる」。レッスンは、まず3つの舞台をはっきり意識することから。そして、読むだけで舞台が変わったという「空気」を出すという目標を提示。わたしが、このことを言っただけでも、みなさんのなかの意識がはっきりしたのだろう。だいぶ変化が表れた。あとは、もっと自然にかつドラマチックにするように練習!

 その他、全体としてwildな状態と非wildな状態を際立たせるという意識の確認と、キーワードとキーフレーズの確認、そして主題的せりふ、「we’ll eat you up-we love you so」の意味とその表現方法などを確認。

 試みとして、物語の進行につれて変化する感情の強さをグラフ状にしたものをみなさんに配布。そこで、最高値100になる場面がどこか、また感情変化の落差が大きいところはどこかをディスカッション。自分の朗読の表現に起伏を付ける指針になるといいのだが(ただし、あくまでも指針)。

 英文で書かれたものを、日本人の子どもたちに、なるべく日本語訳せず読み手の表現で理解させることができるか。これがリードアラウド方式の最重要テーマのひとつ。いつもこのテーマを念頭に、表現を考えていきたい。

 さあ、みなさん。読みがいのある、深い主題もある『Where the Wild Things Are』で、自分の表現を広げてみましょう。個々の個性が大切。客観的に自分を見て、個性を伸ばすよう、自分自身の指導者でもあるように。

(#2報告は以上)

指導者向けワークショップ#2、2回目とは思えぬハイレベル!その2

指導者向けWS第2回の2時限目は、休み時間を返上して中西先生に「外郎売り」の滑舌練習を指導していただいたので、10分遅れで開始。
(中西先生の声の響きにみなさんビビビ(?)のご様子。その衝撃を胸に、5月のWS#3まで、いつもの呼吸法練習と、ときどきの滑舌練習を続けましょう! 姿勢にも気をつけて。「美声には、呼吸法が基本」said Mr. Nakanishi.)

『Goodnight Moon』のReview、講評など:
2人の方に全文を披露してもらった。3人ずつでやるグループ内の発表より緊張したと思うが、それは指導者の宿命。人の前に立つ度胸も慣れから。
 今回導入してみたのが、他の人に対するevaluation(評価)表。自分のどこがよいかを客観的に言ってもらえる機会は貴重だと思う。また、どこに今後、努力する余地があるかを知っていると練習の励みになるという、わたし自身の経験からの試み。
Goodnight Moon Book and CD (Share a Story)
 こういう物語というほどの物語がないのは、低年齢向け絵本の特徴のひとつ。文も短く単純なので、教育現場で使いやすい。が、しかし、4歳以上には退屈になりがち。それをどう工夫するか。自分が飽きたら、必ず声にでる。自分をどう飽きさせないかが課題。わたしの秘策は、頭を幼児期にタイムスリップさせること(一歩間違うと「狂女」なので、加減が必要)。

 #2でみられた一番の進歩は、みなさんの「間」への配慮。めざましいものがあった。とても好ましいものだ。#1のときと大違い。あとは、みなさんも指摘した「ふたりの声」作戦。これだけでも、聞き手の気を引ける読みに近づいた。

 そして、もうひとつの読解の深まりのあらわれは、フィナーレに向うテンポやテンションへの意識。物語や時間の流れが声で感じられる(or 兆し?)。ページが進むにつれ、ゆっくり静かになって、「お・や・す・み」で終われそう。あと少しの努力! 自分のまぶたも重くなったら成功、としますか。

 発表会まで録音や現場も踏んで、試してみよう。名優オーソン・ウェルズは、「電話帳を読ませても物語に聞こえる」といわれている。なせばなる、はず。

(つづく)