Led Zeppelinと英語教育の関係

 実は、「元祖」と自称したいほど、以前からのロックファンだ。
「英語をうまくなるのは、階段を上がっているようなもの。リードアラウドは、その入り口なんだなあ」と、先日のクレヨンハウスでのワークショップ後につくづく思っていたら、なぜか「Stairway to Heaven
icon」というLed Zeppelinの名曲の題名が浮かんだ。まあ、英語上達へのstairway、という単純な連想だけれど。わたしの語彙には、ロック起源のものがずいぶんある。

 今、大学で英語教育に携わっている先生には、ロックファンがかなりいるはずだ。というのは、わたしの世代では、わたし自身もそうだがロックの歌詞の意味が知りたくて英語にハマった人が多いからだ。その中で特別にしっかり勉強を続けた人たちが、大学教員になっている(少なくとも数人知っている)。

 つたない英語でもロックのことなら読むぞと20歳そこそこの時、ロックンロールの歴史を英語で読み、カリフォルニア・マリブで受講した英語集中授業で発表したっけ。何でも好きなことなら続けられる。Zeppelinの「Black Dog
icon」を訳したこともある(たいした内容はなかった)。英会話の勉強だって、ロックスターと会ったときに備えてしていたのかもしれない。かなりのミーハーだったが、おかげさまで度胸がついた。

 LAのタワーレコードでお買い物中のエルトン・ジョン、クラブで出会ったアダモ、ハリウッドのスタジオや今はなき永田町のヒルトン・ホテルのコーヒーショップでThree Dog Nightなど、なかなか高い確率で出会いがあり、会話をすることができた。気の利いたことを言いたいがために、ずいぶん練習に励んだものだ。
Queen (Popular Rock Superstars of Yesterday and Today)
『Queen (Popular Rock Superstars of Yesterday and Today)』

は、最初の来日からウォッチャーだが、会話は交わせなかった……。Led Zeppelinは、武道館の前から7、8番目の席で初来日公演を見た!が、「英会話」は夢で終わった……。

 この秋、10月にそのZeppelinの凄い本が出る。
Whole Lotta Led Zeppelin: The Illustrated History of the Heaviest Band of All Time
『Whole Lotta Led Zeppelin: The Illustrated History of the Heaviest Band of All Time』

 高校生のとき、「ホラホラーブ」というフレーズの意味が「?」だったが、のちに「Whole lot of love……」と歌っているのだと歌詞カードで学んだ。タイトルはその曲からつけたようだ。写真満載で288ページもある大著。好きなら読めるだろう。まあ、刊行までまだ時間があるので、その前におさらいとしてヤングアダルト向けの
Led Zeppelin (Popular Rock Superstars of Yesterday and Today)
『Led Zeppelin (Popular Rock Superstars of Yesterday and Today)』

を読んでしまおう。

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