沖縄でのアメリカ軍向けテレビ放送

 何度目かの沖縄、今回は本島の万座毛近辺に宿をとった。
がある。

 硫黄島で日本軍と戦ったアメリカの若者たち。彼らの青春がこの島で散った。もちろん日本の若者たちも同様だ。
 朝、目覚ましのようにテレビをつけたら、軍の放送局だった。もちろん全編英語でCMにあたるものは軍と政府関係の広報などと、自局の番組の宣伝だけ。
 また、ヨーロッパ戦線でも、人生を急がされた若者たちがいた。

Postcards from No Man's Land
『Postcards from No Man’s Land』

 そのコマーシャルにあたるものが、実に興味深い。
 沖縄では、戦争のにおいが今もする。
 何度も流れたのが鬱(うつ)関連である。兵士向けのは、休暇に気が塞いでいて自室にこもっているなら、外出せよ、というもの。「外に出て、気分転換しなさい」という、おすすめより、ちょっと強い口調だ。