リードアラウドと語彙学習〜キッズブックス英語スクール

最近の気づきを。

どうやって語彙力をつけるか。これは、自分を振り返ってみても、英語学習者に共通する悩みの種だと思う。

絵本リードアラウドで英語学習を始めたスクール第1期生が、この四月から高校三年生になった。

彼女と、彼女から十年ほど遅れて似た道を歩んでいる小学生のスクール生たちを並行して指導していると、見えてくることがある。

 

ひとつは、語彙力のつき方。

中学生のころは、指導者が熱くなっても、語彙を増やすことの大切さに、たいして興味を見せなかった。指導者も、そこで粘らなかった。

が、高校生になって1年ほどしたころ、彼女が盛んに嘆き始めた。「語彙が少ない。暗記してもすぐ忘れる」

やっと自覚して、やる気を出してきた。

ならば、だいじょうぶ。私は確信していた。

小学生時代にリードアラウドで英語絵本を山ほど読んだ彼女の記憶装置には、語彙の記憶の痕跡が、かなり残っている。

いま、それを奥から取り出して、活性化している部分まで引っ張り上げればいい。まったく痕跡がないゼロからのスタートより、早くたくさん身に付くはず。

よく彼女に話したのは、ここ15年の語学学習に関する科学的知見。それは、ひとつの単語が自分の語彙になるまで平均12回、出会う必要があるということ。

普通はゼロから積み上げなければならないけれど、何年もリードアラウドを続けてきた人は、たくさんの単語と何度も出会っているから、獲得しやすいということ。

その後、彼女は順調に語彙を蓄えてきている。

 

そしてもうひとつ、小学生クラスでの気づき。

いま、小学生クラスでは、語彙をこれまで以上に意識的に学ばせるカリキュラムを組んでいる。

これまで、単語を記憶に残そうといくつか手を考えてきたが、どうやら視覚的イメージを付けると、覚えが早いことに気づいた。

写真やイラストで、単語の意味のイメージを示すのだ。ありがたいことに、いまはそうした素材をWebで手軽に見つけられる。

単語とイメージを紐付けし、リードアラウドで感情表現をつけて読んでもらう。

なかなかいい反応だ。