リードアラウドの絵本は、どういう基準で選んでいるのだろうーーと思った方も少なくないだろう。
目下の選書の基準は、最近の英語圏の出版事情などを鑑みて、以下のようにまとめられる。
- 長期に渡って、比較的楽に手に入りそうなもの
- 定評、根強い人気、有名な賞の受賞歴
-
Caldecott賞、Kate Greenaway賞、Newbery賞、National Book Awards、Geisel(Dr. Seuss)Award、E.B. White Read Aloud Award、Indies Choice Book Awards、Indies Choice、New York Times Best Illustrated Books
- ペーパーバック版が存在する
- 定評、根強い人気、有名な賞の受賞歴
- 絵・デザイン・タイポグラフィー(文字)に、魅力・洗練・工夫があるもの
- 丁寧な作りで、子どもや読者へのrespectがある
- コストをかけているということは、出版社が売れると予想している証拠
- 飽きない、多様な楽しみ方がある、遊びの要素が勝って勉強の圧力を感じにくい
- 本文に物語としての面白さ・深さ、文としての楽しさ・美しさがあるもの
- 飽きない、いろいろな楽しみ方ができる、心に響く
- 子どもに知ってほしい情報(事実、テーマ、教訓、情操など)がある
- 文と絵がおおよそ表裏一体のもの
- 内容のほとんどを絵で追うことができる(わかりやすい)
- 絵から多くの情報が得られる