ふたたび赤ちゃん、ご機嫌! 〜キッズブックス英語スクール

ここのところ、いいペースで赤ちゃんがリードアラウドの場に登場してくれている。
先日も、『パパ・ママのための英語えほん講座』のリードアラウドで、赤ちゃんがご機嫌に!

Freight Train Board Book (Caldecott Collection)
『Freight Train』を赤ちゃん向けにリードアラウド指導するのは、そろそろ名人芸か?

芸を少々、公開する。
特段、他のリードアラウドと違わないが、次のようなことに特に注意している。

シアターゲームなどで、ウォーミングアップをすること。
これは、お父さんとお母さんの緊張を取るのが、第一の目的。
赤ちゃんは敏感なので、お父さんとお母さんがもうひとりの大人(リードアラウドの指導者)に一種の「信頼光線」を放ち始めると、リラックスしてくるのだ。
「この大人は仲間」と思って、近寄ってタッチを始めたり、笑いかけてくれたりするようになる。

よくするシアターゲームは「Word Ball」。
輪になって、英語の単語(例えば色の名前「red」など)を、「うれしい!」など感情に乗せて言いながら、相手にボールを渡す。
色や感情を変えて、ボール投げを続ける。

こう書くと「そんなこと?」と思うかもしれない。
しかし、こんな単純なことが、みんなをリラックスさせるだけでなく、硬く棒読み的だった英語を、柔らかで感情のこもったものにしていくから不思議だ。

それに、ボールに対する原始的な興味はすごい。
「キャーキャー」「ゲラゲラ」と声をあげ笑い出す。
また一歳未満だと目がきらきらしてボールを追い出す。
そして、大人の「遊び」に入ろうとして、「red!」など一音節の簡単な単語をまねし始める。
お父さん、お母さんは、こんなとき「お〜!」と叫んだり、手を叩いて大喝采したり。

ウォームアップで、大人と赤ちゃんの気持ちを解放したら、次は絵本の絵だけを見て、日本語でお話をする時間。
このときに、大人の絵本の読み方を、赤ちゃんの読み方に近づける。
つまり、絵をじっくり見て、お話を考えるのだ。
一場面ずつ絵を見て、文字は読まずにお話を想像し語り合う。
「ああ、そういうことだったの」「お、ここにこんなのが描いてある」「すごいスピードで通り過ぎているんだ」……。
赤ちゃんはとっくに気づいている絵本の絵で、お父さんとお母さんがたくさんの発見をする。
読み方や間の開け方や、語り合う内容も、このことから変わってくる。

もうこれだけで、絵本の読み方がぜんぜん変わってくる。
「ぜんぜん違うじゃない。うまいわ!」
そうお母さんに褒められて、まんざらでもないお父さん。
それをなんだかわからないが、ニコニコ眺める赤ちゃん。
お父さんとお母さんの二人で読み合っても、読み方がより立体的に、聞いていて楽しい物になったのが分かる。

一回単発のセッションの場合、あとは微調整だけ。
多くの親御さんが気にする発音は、この段階でほとんど問題なくなっている。
発音という機械的な部分から練習するのではなく、読む心と表現の乗せ方を練習する。
そうすると、イントネーションやフレージングが自然に修正されるので、英語圏でも通じやすい英語になる。
ご安心を。

赤ちゃんは、自分の大好きな人たち、お父さんとお母さんが絵本を挟んで、ニコニコ楽しみながら読んでいたり、話していたりするのを見て、自然に本というものや読むということを「いいもの」と認識し始める。

追記:
今日の『大人英語セミナー 絵本の朗読で英語を学び直す』にて。
ふと気がつくと、絵本の朗読を練習するお母さんの脇で、一歳になった赤ちゃんが絵本を広げて読み聞かせるように喃語でブツブツ。読むふりをしているのを発見。(ただし本は逆さまだった……)
「門前の小僧、習わぬ経を読む」とはこのことか。

パパ・ママのための英語えほん講座

大人英語セミナー 絵本の朗読で英語を学び直す(体験レッスン料+教材費)

久しぶり、ブックフェア@インターナショナル・スクール

ブックフェアは、子どもたちが本への愛を見せてくれるイベントでもあり、「販売員」も実に幸せな気持ちになる。

 

久しぶりに、朝から夕方までぶっ通しで、机二つに本を並べたミニ書店のおばさんを、インターの女子校でやった。

 

読み物の傾向は、この夏に見たアメリカの子どもたちとほぼ同じ。

インターナショナル・スクールは、本に関して米国とほとんど時差がない。

 

グラフィックノベル、
など、特にこの作者のものは強い。

 

語彙もいい語彙を使っていること、内容は小学生高学年から中学生の女子に興味がある、一種の成長譚。おっとりしたユーモアで、図書館司書の先生も太鼓判。
わたしも何冊か読んで、おもしろかったし。太鼓判。

 

簡単にできる材料付きクラフトセットも、パパが娘によく買ってくれた。
フェルトでかわいい人形を作ったり、冬休みにやりたくなる。

古典もまだまだ人気。
Charlotte’s Web
Roald Dahlのいろいろ。

 

面白いし、少女の心がきゅんとする。
好きだよね。

親御さんが、ざざざっとワークブックを買う風景も、見慣れた光景だ。
そんなにやれるのかなあ。
目を伏せた少女の表情が気になる。

 

Harry Potterは、今でも人気。

今頃?

と思っちゃいけない。

今、子どものひとたちは、最近この作品を知ったわけなんだから。

もはや古典の定番かな。

 

ちょっと複雑な気持ちになるのは、

表紙が特別かわいいけれど、内容はまあそうでもない、ちょっとした「少女だまし」っぽい本が人気なこと。

 

でも、読書になれること、好きになることが、特に2-3年生には重要だかれ、まあ必要悪か。

 

1050円の本があった。
ある少女が

I only have one thousand.

辛い。
「まけちゃえば?」

でも、誰かひとりにまけはじめると、きりがない。

This is one thousand and fifty yen, you know?

と言った。
しゃあない。

スクール生の皆さんLet’s Sing 2〜キッズブックス英語スクール

スクールでは英語絵本のRead aloudを中心にしていますが、時に英語のインプットを増やすのに、絵本プラス Sing along、 歌の力も借ります。

 

2017年の冬の発表会ではご家族と生徒全員で楽しめる、以下の歌を紹介予定です。

 

その中から、親子クラスでは歌っていないもの、小学生クラスは忘れてしまった可能性があるものも以下に、あげておきます。

 

20世紀を代表する絵本作家Maurice Sendakが、シンガーソングライターのCarole Kindとコラボして作ったのが、これら;

 

Chicken Soup with Rice

One Was Johnny

この2作の英語のレベルは英語圏の1~2年生ですが、
名作は「英語学習レベル」などとは無縁。

何歳でもそれぞれの楽しみ方があります。

 

上級生は意味や語句を考えながら、

下級生(それと大人?)は音や雰囲気を楽しんで。

 

再録ですが、この他、発表会では以下の歌も。

親子クラス復習Songs〜キッズブックス英語スクール

久しぶりの歌、そしてクリスマスの歌、ちょっと復習してみましょう。
だいぶ文字がわかるようになってきているので、本または画面の文字を指でなぞりながら歌ってみましょう。

Today Is Monday

12 Days of Christmas

クリスマスの歌の方は、伝承されてきた歌詞で、いくつかバージョンがあり几帳面に考えると混乱してきます。

そこは、気楽に。
GoldなのかGolden ringsなのか。
Colly birdsなのか、Calling birdsなのか。
ネイティブも聞き間違えるところ、という程度の認識でそれぞれのバージョンに合わせようと思います。

ところで、クラスで歌う意味について。

子どもたちは、歌に乗せる事でいつもより多くの英語情報が入ります。
英語のインプットにも緩急をつけて、時にどさっと短時間に歌として英語を入れ、脳により効果的な刺激をと思います。

今回、発表会で歌う歌は、曜日、12か月の名前(小学生クラスとともにアクティビティ参加)、数、序数と語彙学習も兼ねています。

『Crow Boy』の朗読で考えたいこと~リードアラウド研究会

認定講座で、今年度最後にとりあげる絵本『Crow Boy』、独白口調で読もうと思う。

問題は、「ぼく」がだれか、の認識と、その「ぼく」のキャラクター分析。

 

「ぼく」は、Crow Boyを無視していたクラスメートのひとりだろう。

いじめっ子ではないが、積極的にCrow Boyと仲良くしたりはしなかった、傍観者。

でも、6年間一緒に学校で過ごし、最後の学年で見方を変えた。

もともと、優しい心はあった人なのかもしれないし、そうでないかもしれない。

 

数々のCrow Boyの「変わった」様子を述べるときの、距離の置き方は、「ぼく」のキャラによって違う。

 

でも、最後まで読むと、「ぼく」が決してCrow Boyのよさをわからない人ではないこともわかる。

 

超然と第三者的に、まるでNHKのニュースアナウンサーのように読んでは違和感があるだろう。

 

べたべたに同情して読むのも、ぴんとこない。

 

「ぼく」とCrow Boyの距離、どこでどのくらいなのか。

 

ベテラン域に入っているみなさんは、ページを繰りながら、その細やかな読解と表現まで追求してみよう。