6月のワークショップ課題書だったこの本
リードアラウドするのに、いくつかコツがある。
ざっと、おさらい。
●toughさ、いかつさを出す
「tough」という言葉も、体も使っていかつく読む。
最初の見せ場は、「Boris von ~」とフルネームを伝えるところ。
名前が長い上、なんだか音が面白い。いかつい名前に聞こえるように、いかつく読もう。
声のヴォリューム、深さ、響きを確認!
●全員に、「いかつい系」形容詞を、表現を交えて言わせる、読ませる
He was ~、そしてすぐ、All pirates were〜と続くところが、何回かあるが、そこは歌で言えばサビのようなところだ。
人数が多ければ、2つに分かれて、
He was〜
と読むグループと
All pirates were〜
を読むグループで、掛け合いをさせるのも一案。
「〜」にtoughのほか、fearless, scary, scruffyなど、「いかつい系」を表す形容詞が入る。
一つ一つ、掘り下げて表現させることで、面白くなる。
表現ごっこ、のように楽しめるといい。
●指導者自身の表現を、大きくわかりやすく、捨て身で
恥も外聞もなくやり切ってみよう。
「ほー」などと、子どもが呆れる声を漏らすくらいの迫力で迫る。
その迫力の表現を見せたら、すぐに子どもにもやらせる。自分ばかりしないこと!これも大切。
すぐに子どもにふる。
さあ、さあ。
このコツで、Tough Borisの本を、子どもの頭に焼き付けてみよう。
こちらは、作者Mem Fox自身が読む Tough Boris.
作者がイメージしていることを、感じ取るのも大切。