欠席者続出のワークショップだったが、少人数だからこそ出来ることを、と発想を転換しての進行。
実に充実感を得たセッションになった。
ジャーン(効果音を入れたいくらい嬉しい)。
参加者の朗読が、見違えるほどになったのだ!
(参加者自身にも充実感がありましたように!)
わたしの絞り出した独自の指導法「リードアラウド」は、指導者自身の「表現力」を必要とする指導法だ。
これは、なぜか普通は英語の先生には、求められていないようだ。
もともと、俳優志望とか表現者になろうという人で、英語の先生をやっている人はめったにいないだろう。
どちらかというと英語の先生になる人は、「お勉強」が出来て、テストの点がよい人が多い、いわば優等生、優等生タイプが多い。
ところがそういう英語の先生方の朗読を、プロの表現者が「表現」として聞くと、たいていの場合、とんでもなく下手くそに思うようだ。
まず先生方も表現だと自覚していないし、実際その朗読は「表現以前のしろもの」とまで言われたことがある。
この現状を、いくらか底上げして、そこそこ表現力のある朗読にすることで、子どもの英語への興味を引こうというのが、リードアラウドの「手」のひとつだ。
ワークショップでは、古くはプロの演技のコーチにも指導をお願いしたが、どうも英語の先生というグループには、プロの演技のオーソドックスなアプローチは合わないようだった。
そこでこれまで、わたしが試行錯誤で指導してきたわけだが、とうとう11月のこのワークショップで、「これだ!」という感覚を味わった。
いったい「これだ!」とは「どれ」なのか。
「その2」につづく。