「傾聴ボランティア」のポイントは、先生の指導ポイントでもある

朝刊に「傾聴ボランティアのポイント」という記事。
「こんな会話はNG」と表になっていた。

・話の横取り
・決めつけ
・安易な慰め
・「でも」「しかし」の多用
・「前にも聞きました」
・「そのうち良いこともある」などの常套句

これって、先生むけの「指導のポイント」ですね。
問題は、先生方は「こんなこと知っています」と思うのに、実はこのようなNGな会話を、実際はしていること。

子どもの頃、わたしはかなり大人に厳しい子どもだったと思う。
生意気にも、よく学校やおけいこや塾の先生に、「失礼だ」とか気分を悪くして、ときには「やめる」とか言いだす困った子だった。

母には「わがまま」「気分や」「敬意が足りない」など、さんざん叱られた。
かろうじて、共感してくれた父に救われた。

今、大人になり、この表を見て「そうか!」と思う。
つまり、それらの先生たちは、「NG」会話を繰り返していたのでは。

さらっと挙げてあるが、一文一文をよく反芻して考えたい。
たとえば、「常套句」ってなんだろう。
自分の授業を一度、録音し、しっかり、逃げずに、そしてなるべく生徒や子どもの気持ちで聞いてみることだ。

リードアラウドでは、子どもにたくさん発言を求めるが、指導者は「傾聴ボランティア」の心構えも持って耳を傾けたい。

傾聴とは、漫然と「聞く」のではなく、心を傾けて能動的に「聴く」。
子どもだって、傾聴されることで、自分のことが認められたという喜びに包まれるのだ。

ちなみに、同じ記事の載っていた「聴き上手になるには」は、これ。

・話しやすい雰囲気作り
(間違ってもいい、分からなくなったら先生が手伝うから、正解はない、などと、予め伝えるなど)

・要約や言い換え
(言いたいことを言う手伝いをする)

・相づちを打ち、うなずく

・相手のペースに合わせる

・沈黙を恐れない
(黙って待つことも)

・相手の言葉を繰り返す
(他の生徒とも共有できる)