「みんなの活力がでません」〜シアターゲームで解決!

リードアラウドをやっていると、ときに集団全体の活力が上がらない場面に遭遇する。

指導者の活力が下がっている、というのは別問題で、ここでは取り上げないが、生徒たちつまりそこに集まった参加者の活力が低いという、場面である。

そんなおりには、シアターゲームを。
最近はその気持ちを、強くしている。

いい例が、先日のリードアラウドだ。

4歳くらいから10歳くらいの、半分以上が初対面の子どもたち10数名と、その家族らが集まった、書店でのこと。
本は『Love Monster』。
語数がちょっと多い本だ。
Love Monster

ベテラン(!)のわたしだ。
もう、出だしでつまずくことは滅多にない。

今回の、語数の多い本の場合は、特に気配りして進めたので、そうめだった活力の停滞はなかったとは思う。

だがそれでも、あとちょっとで終わるところ。
「序破急」で言うと、「急」にあたる大切で、もりあがる部分で、活力切れらしき子どもが数人…。

悲しいモンスターの人生が変わった場面、本文はこうだ。
「…everything changed.」
力を入れ、粘って読みたいところなのに、つるっとトコロ天のような読みだ。
いかん!

そこで、シアターゲーム!

この場合は、Energy CircleやらExaggeration Circleと呼ばれるものを挟んだ。

会場の都合上、circleになっていないので、「Energy Line」だが、強調したい語、かつ知って欲しい語彙でもある、everything を順々にひとりひとり声を大きくして言っていくという簡単なゲームだ。

うまくいけば、うわーーーーっと尻上がりに声が大きくなっていくように聞こえる。

一方向からやってみた。
隣より大きい声を出す、というのが分からないのか、不発。

なら子どもを取り巻いている大人たちにと、やってもらった。
期待ほどenergyは大きくならないが、だいたいの感じは子どもに伝わったらしい。

3度目の正直。
反対方向からやってみた。
最後は4歳男児。
徐々に大きくなる声を受け、最後に顔を真っ赤にして「EVERYTHING〜〜!」
叫んだ。

大成功!!!

ふっ。
不思議なことに、空気が変わった。
集団がまとまるとは、こういう感じか。

直後に通読をしたが、メリハリが効いた期待以上のお見事なものだった。

こんなちょっとしたシアターゲームだが、集団をまとめるだけではない。
表現のエネルギーのあげ方を、自然に身体に教えてくれる。